バッ
ゴォォ
ズキッ
ゴオォ
ズンッ
ビュル
ガギャァ
ガガ
ギギギ……
『貴方の幸せを応援してくれる人がきっと…』
ゴォ…
ビキッ
バキバキッ…
桃太郎機関の研究員で居たかった…
他人の死に興味が無いからだ
鬼を解剖する日々を淡々と繰り返し迎える朝は
心地良かった なのに
桃部真中
この男が嫌いだ
人の人生を唐突にへし曲げる
そう言った翌日
真中の隊へ異動となった
上の命令は絶対だ
真中は豪快で強く熱く
仲間からの信頼も厚かった
殺した鬼に祈りを捧げる情も持ち合わせていた
自分には理解不能だ
幼い頃 両親を鬼に殺された時から
自分の中の何かが体温を失っていくのを
明確に感じた
敵討ちに燃えるような心のロウソクは
持ち合わせていない
気にかける存在が居なくなって
身軽になったとすら思っていた
家族について話した次の日から…
連日家に連れていかれてご飯を食べさせられた
真中に連れ回される度に自分の人生が
迷路のように複雑化していった…
人は生きて死ぬ本来はシンプルな「一本道」だ
人との関わりで人生は複雑な迷路になっていく
窮屈だと思ったけど久しぶりに食事に味を感じた
大事なものは自分の弱点になる
事実それは現実になった
鬼が生活している家に踏み込んだ
その時子供の鬼もいた
無論子供も殺そうと思ったが
その子供の鬼が……
真中の娘と背格好や髪の色や髪型が似ており…
娘が好きなアニメのグッズを身につけていたため…
真中は一瞬娘と重ねてしまい
その隙に外へ逃がしてしまった
街へでた鬼は暴走し辺りは血の海と化した
そして不運だったのは……
買い物に出ていた真中の家族が
その場に居合わせていた…
真中は家族の盾となり致命傷を負いながらも
鬼を殺したがそれでも家族を庇いきれず
奥さんと娘は絶命した
能力を使おうと思ったが焦った状態で使ったら
家族を巻き込む可能性があると思い使えなかった…
そうして真中の死体を操り
気づけば隊長までのぼりつめた
ボオォッ
ドゴォ
フラッ
ザッ
バッ
シュゥゥゥ……
パチッ
スっ
今回はここまでです!
次回はあなたちゃんの過去について触れます
あなたちゃんのモルモット時代…
唾切との関係は!?
唾切の言っていた調理とは…
黒い霧でできた幼馴染の正体は…!?
次回あなたちゃんの能力について
だいぶ解明すると思うのでお楽しみに!!
それでは!!
P.S
途中の「二人を背負って外まで行けるか?」のセリフが本当は夢主ちゃんのセリフだったのですが間違えて芽衣ちゃんのセリフになっていたので修正しました。
もう既に読んでしまった方は申し訳ございません🙇♀️












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!