私は書類をまじまじ見ていると
          ドンキホーテ・ロシナンテ、
          その顔にはバツ印が書いていなかった

          いきなりヒトが生き返るはずがない

          と言うことは " また " 過去に
          飛ばされたと言う事

          私は拳を握りしめて自身に誓った

          にしても ……

          気候が違う中で薄着は流石にキツい

          しかもゴミ処理場 ，今の私は最悪な
          立ち位置だと思う

          私は数分さまよっていると
          大きめの小屋をみかける

          とりあえず寒さ凌ぎに入ると

          顔面に蹴りを入れられた

          蹴られたとこを触ると血が
          垂れていた

          生意気な人（子供）…苦手……！

          その声と同時に大柄の男が
          入ってきて

          ズテーンと言う効果音がつく位
          盛大に転んでいた

          でも何だか ， " あの子 " にソックリかも
          いや ， きっと " あの子 " 本人だ

          私は転んだ人に近ずき
          手を差し伸べる

          私がそう言えば少しの間
          唖然としたが私の手を振り払う

         やっぱり人違いなのかな

          コラさんと呼ばれている人は
          立ち上がるとはやしたてる子供を
          蹴り飛ばす

          私はそう言い1回瞬きをすると蹴り飛ばされた
          子供は一瞬にして回復していた

          子供がそう言えど口を直ぐに
          付けようとする

          このドジっぷり…

          やっぱりロシナンテ君だ…！