自分の体を見ると至る所に包帯が巻かれていた。
うるさい。
うるさい。うるさい。うるさい。うるさい。うるさい。うるさい。うるさい。うるさい。うるさい。うるさい。うるさい。
良瑠って僕っ子だっけ? by主
紅晞side
帰るといいながらも近くの河川敷で座っている紅晞。
また良瑠に当たってしまった。良瑠は私を受け入れようと、助けようとしてくれたのに…。
心が罪悪感で満たされていく。
ふと包帯を巻かれた自分の腕を見た。
正直、ここまで怪我していたとは思わなかった。
いつからか怪我をしてもあまり痛みを感じ無くなっていたのだ。
腕から目を下に落とすと何人、何十人の人達に踏みつけられたであろうスズランが咲いていた。
周りを見ても花は咲いておらず雑草ばかりだった。
それでもスズランは凛々しくでも華やかに堂々と咲いていた。
そう思いながらスズランにスッと触れる。
するとスズランは優しく控えめな音でリンッリンッと鳴った。
その音色は今まであった罪悪感を浄化してくれるような音色だった。
良瑠は雑草の生えた少し急な坂を小走りでコケそうになりながら降りて来た。
どこかで聞いた事のある言葉…
そうだ、初めて良瑠と会った時だ。
そこから1時間ほど今まで自分がどうして暴力を振るわれたのか虐められたのかなんで我慢をしていたのかを正直に話した。
良瑠は何も言わずに優しく頭を撫でてくれた。
何分か経って
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。