第3話

黒の白 赤の白
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2024/07/01 09:00 更新
伯爵
今日の特典は「占い師」「騎士」「成金」「盾持ち」だよ。
黒宮ウサギ
あ、そうだ。わたし双子ね。
伯爵がゲームの開始を宣言した直後、ウサギがカミングアウトした。
真珠ヶ淵マシラ
もう1人は出ないのね。
澄空アユ
その方がいいでしょう。
恋珊瑚クリオネ
黒宮様はタッチしないということで。……では。
するり、とクリオネが背を向け、この場を離れる。
淡雪マイマイ
ん。マイマイさんも。
ふぁ、とあくびをし、マイマイがクリオネと反対方向に歩いていく。
黒宮ウサギ
じゃあ、行こうか。
みんなが散り散りになった。
5分ほど経った。
おれはウサギとレストランにいる。
帰ってくる、と言ったからだ。
黒宮ウサギ
なんの特典を取る?
赤村ハヤト
ウサギは占い師を取るだろ。おれは成金か盾持ちを取る。
黒宮ウサギ
うん。吸血鬼とか狼は誰かわかった?
赤村ハヤト
いや、まだだ。
黒宮ウサギ
わたしも。……また後で。
おれはその場を離れた。
階段をのぼって2階に上がった。
2階にはマシラがいた。
マシラはおれが見えていないらしい。
おれは声をかけるか迷った。
そして息を殺し、近づく。
後ろから近づきータッチする。
真珠ヶ淵マシラ
っ?!くっ……!
くるりと振り向き声をあげる。
真珠ヶ淵マシラ
赤の字……!
伯爵
真珠ヶ淵マシラくんがタッチされたよ。
マシラが伯爵に誘導され、歩いて行った。
おれは歩を進めた。
静かな科学館におれの足音が響く。
すぐに伯爵の声が聞こえた。
伯爵
青山ギュウカクくんがタッチされたよ。
赤村ハヤト
ギュウカクが?ウサギか?
おれの声に反応したように足音が近づく。
姿を現したのはクリオネだった。
恋珊瑚クリオネ
赤村様。
クリオネが至近距離に近づこうと距離を縮める。
赤村ハヤト
おれをタッチする気か?
恋珊瑚クリオネ
えぇ。そうですね。
赤村ハヤト
おれが先にタッチさせてもらう。
さっとクリオネが手を伸ばした。
それを避けておれはクリオネをタッチする。
伯爵
恋珊瑚クリオネくんがタッチされたよ。
恋珊瑚クリオネ
……そうですか。
ゆっくりとクリオネが歩き出した。

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