⚠️百合 にょてー あからさまな原爆と戦争表現あり
一応日帝さんの解釈でもいけるようにしてあります
エロティックな方のあーるはありません
ちょーーーーぜつシリアス&グロ?注意
こいつはいつも私の隣に駆け寄ってくる。
それがもう日常と化していた。
あからさまに顔を歪める我が国民のあなたの下の名前。
今が戦争の最中ということを感じさせないほどの輝かしい笑顔を振り撒く女だ。
こいつも後に召集されるのだろうか。
なにを根拠に言っているのやら……
私は絶対に勝つ。
天皇陛下の、そして国の為にも。
あいつは駆け足で防空壕の方へ去って行った。
‘‘善処‘‘は了承したわけではないということを知らないのかあいつは……
一九四三年。徐々に戦争が激しくなってきた。
あなたの下の名前は大丈夫だろうか。
飢えて死んでいないだろうか。
そんなことを考えながら、兵に指示を出す。
今日は上手く頭が回らなかった。
ヴヴーーーー!!!!
ヴヴーーーー!!!!
耳を裂くような空'襲'警'報'が絶えず鳴っている。
『いや…っ!!おかあさん!!ッだれか、!!たすけ……っ』
掠れるほどの声で叫んでいる幼子も、
すでに母親は息絶えていることを認識したくなくて居もしない助けを呼んでいる。
………まて、この声は、
兵に投げるように指示を出し、
すぐにあなたの下の名前を横に抱き、走った。
いわゆる姫抱きというやつだが、今はそんなのどうでもいい。
俯いた彼女の顔には、いつもの輝かしい笑顔がなかった。
その ‘‘ 嫌な予感 ‘‘ が的中するのは、あなたの下の名前を広島の方に避難させてから
2年後のことだった。
一九四五年
あれからというもの、米國や英國、中華民國などからポツダム宣言が発され
黙殺を試みたが、被害は深まるばかりだ。
あいつは大丈夫だろうか。
……ああ、そういえば。
気づいたら私は、国民ではなく、あなたの下の名前一国民を心配している。
そう、思った瞬間だった。
一瞬、空が夜のように暗くなって。
_________________ピカッ、ドンッ、。
激しい閃光のあとに、猛烈な熱気が肌を焼いた___________
あなたの下の名前side
数分前。
毎日、空襲と悲鳴の嵐。
友達も、おかあさんも。
たぶん、兄さんとおとうさんも。
みーんな、しんじゃった。
時折、いや、ほぼずっと考えるの。
なんで私なんかが生きてるんだろう、って。
友達も、母親も見殺しにした私が。
……私が逝くなら、きっと地獄だろうな。
そうやって、考えてた時。
急に空が暗くなって、
なにかがピカッて光って。
ドンッ、て音がしてから、
ものすごい熱さの風が私の体を包んだ。
考える暇もなく、私の体は散り散りになっていった。
あつい、いたい、温度がおかしい。
ああ、身体がいたい、
身体が裂けるようだった。
熱気にむりやり、引き裂かれているような_______
こんなことになるんだったら………
あの人に……好きだ、って伝えておけば………、
よかったのに………、
何分気絶していたのか。
この何分で、どれだけの命を無駄にしたのだろう。
そんな自責の念を持ちながらも、ふらつく足で立った。
だが、幸い腕が一本吹き飛ぶだけですんだ。
そして、吹き飛ばされて、一番最初に見た景色は____________
四肢が散り散りに吹き飛んでいる、血まみれのあなたの下の名前だった。
幸い、まだ意識はある。
すぐに駆け寄り、むき出しになっている神経に手が当たらないように
あなたの下の名前の上半身を持ち上げた。
焦りながら私の頭に駆け巡るのは、治療方でもあの爆発はなんなのかでもない、
''あなたの下の名前は恐らく死ぬ''
という絶望的なことのみだった。
彼女は最後の力を振り絞り、ふわ、と笑った。
彼女の身体は、その言葉以降、決して動くことはなかった。
___________後悔と共に、一筋の涙が流れ落ちた。
~Mary bad end?~
※ 修正点などございましたらお声がけください。
また、リクエスト様以外の修正点コメントはお控え願います。
広島に避難させてから数時間後あたりって言ってたのに2年後にしてしまいすみませんでした……😿











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。