風磨side
お前って、俺のことだろうな。つらいなぁ、それでもいいんだけど、俺にとっては
『はやく俺から離れたほうがいいよ』
自分の言葉がフラッシュバックする。なぜか、心が少し痛んだ気がした
山田くんの言葉で我にかえる
俺は足早に部屋に戻った
ま、いっか
『俺が痛みを味わうことはないし』
「俺の別人格さん」
「風磨くん」
健人side
なんだろう。あの違和感、菊池、一瞬苦しそうな顔をしてた。でも悲しみや嬉しさもまじってそうでよくわからない
俺はベッドに寝転がる
勝つことに集中しよう。このままだと5日目までは続行不可、てなると伯爵の誤報告か
俺がストッパーって言ったあとの反応や吊られにいってる感じからして樹がストッパー
菊池の会話には嘘がいつもより多くなってる。伯爵を騙そうとしてる。でも、、
今回の菊池は単独行動ばっかだし、いつもより危険な香りがする
『昨晩の襲撃で山田涼介様が退場しました。残り4人です。本日のスターターの指定時刻は0時0分0秒です』
0時
こいつ、隠す気はもうないみたい
突然伯爵が俺らの前に現れた
大我も呆れてるみたい
「私が作り出したものだよ」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。