卒業から一ヶ月
11月7日
私は猟犬の異能技師による生体手術を受け常人の数倍の身体能力を手に入れ、異能力を使っても体の動きが鈍くなる事が減った
今はとあるビルで任務中だ
なんかこのビルに爆弾があるとか無いとかで爆発物処理班が入ってたけど
一ヶ月も猟犬にいれば仕事も慣れるものだ
爆破犯を捕まえたり大人数の強盗犯を制圧したりテロ組織の構成員を逮捕、異能犯罪者の確保などなど
時に暗殺任務もこなす
普通の警察とは似ても似つかない仕事ばかりだ
今回は殺人強盗犯がこのビルにいるとの情報を受けたが期待はずれだった
さっき輝子さんからその犯人を確保したと連絡を受け下に降りている
にしても下は騒がしい
爆弾が発見されたと聞いたが何ちんたらやってんだ?
少し気になって見てみたらそのには萩原がいて
状況を理解した
止まっていた爆弾のタイマーが動き出したと
周りの隊員たちと萩原は残り数秒で爆破する爆弾からできるだけ距離を稼ごうと走り出す
しかしそれでは間に合わない
私は萩原を抱えてビルから飛び降りた
そして
ドカァァァンッ
爆弾が爆破した
松田が萩原を呼んでる
私はその場を立ち去った
戻ると
本部に着くと
鉄腸さんは会議中なのに筋トレしてるし…
そう云って条野さんは腕立て伏せをしている鉄腸さんの上に乗った
本当に曲者揃いだな猟犬
あの事件から三年私は二十歳になった
隊長は夜通し酒瓶を開けまたまた二日酔い状態
副長も他のメンバーもなんか浮かれてたし
でもまぁ楽しかったかな?
でも1番私の中で大きなことは
作之助が死んだと異能特務課の坂口安吾と云う者から知らせを受けた時だ
人の死には慣れてるつもりだった
でも
殺し屋時代の相棒で私の好いた男が死んだのだ
悲しまないわけがなかった
その時言葉が出ない私に
差し出されたのは一封の封筒
そう云い残し彼は去っていった
封筒を開けると中から一通の手紙が入っていた
あなたの下の名前へ
この手紙を読んでいる頃にはきっと俺はもう死んでいるんだろう。俺はお前にまた会うと云う約束を守ることができない卑怯な男だな。
俺がお前に初めて会った日俺は心を奪われた。一目惚れをしたんだ、透き通った氷の様に冷たく綺麗なお前に。相棒として一緒にいる時は俺も嬉しかった。
でも、俺は心の中でお前には人を殺して、犯罪を犯して闇の世界で生きてほしく無い、光の世界で幸せになってほしいと思ってる。
あなたの下の名前の人生の隣に俺が立っている夢を沢山見た。その願いは叶わなくてもあなたの下の名前が幸せなら俺はいいと思った。その位俺はお前に夢中だった。
だから本当の最後にこの言葉だけは届けたい。
心から愛してる。
あなたの下の名前の相棒織田作之助より
手元の手紙を見たら少し慣れていた
なんだろうと思ったらそれは私の涙だった
涙が出てようやく声が込み上げてきた
その時幻聴かこんな言葉が頭の中をよぎった
と
昔警察学校に入学する前にも云われたことがあった
今思い出すなんて
だからあの世で見てて
私が光の世界で生きているところを












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!