東京都 のどこか。
私は、童磨と猗窩座に連れられ、事務所まで来させられていた。
何でも、無惨がわざわざ私に会いたいらしい
意味のわからないことだ。
あんだけ鬼狩りを嫌っていた彼が、鬼殺隊に補助を?
何かを企んでいるのか?
まあでも良き友人のことだ。
きっと私のためになってくれるだろう
そう思うことにして私は 彼らの事務所に入った。
入ると青色に染められた彼岸花が 私たちを迎える
その海のような群青は私を見つめていた。
コツコツとなる革靴の音を聞き 振り返る
鬼舞辻無惨 彼は、青い彼岸花を酷く求めていた
あぁ、報われたんだね。良かったね
そう言って私は彼を抱きしめた。
友との再会だ。 夜に酒を飲んだこともあった。
藤の花の下で話したこともあった。
彼は特別だった
芯のある低い声が私の耳に通る。
その長い髪は私の頬をくすぐるようだった
ZIPPOをつかってタバコに火を灯す。
ふんわりと柔らかい火と芳醇な香りが辺りに柔らかい雰囲気をもたらした
そう言って私はヒーロースーツを取り出す
赤色が特徴的な黒の着物。
彼らの横に立っても違和感がないようにと今日のためにまた新しく注文したものだ。
何せオシャレが好きなので、ね
着替えた私の手を無惨は取る。
後ろでは童磨と猗窩座が構えていた














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。