第12話

じゅうにわ
46
2025/10/30 09:00 更新
放課後。
窓から差し込むオレンジ色の光が、机を長く照らしていた。
あなたは、サラの席を見つめながら息を整える。
胸の奥で、何かが小さく鳴った。

knmt
あなた

声に振り向くと、そこに刀也が立っていた。
昨日より少しだけ真剣な顔で。
knmt
話、してもいい?
あなた
.....うん
二人の間に、風のような沈黙が流れた。
あなた
逃げたの、怖かったから...。
とあなたはぽつりと呟いた。
あなた
サラとはなしてるのみて、勝手に勘違いして。
自分だけおいてかれてる気がして、どうしたらいいのかわかんなくなって...。
刀也は驚いたように目を見開く。
けれど、すぐに柔らかく笑った。
knmt
 ごめん、僕もちゃんと説明しなかった
あなた
 ううん。あたしが勝手に逃げたの
しばらく視線が交わる。
その静けさの中に、どこか懐かしい温度があった。
knmt
僕さ
刀也が少し俯きながら言う。
knmt
あなたが笑ってるの、結構好きなんだ
あなたの頬が一瞬で熱くなる。
でも、逃げなかった。
今度はちゃんと、その言葉を受け止めた。
あなた
...あたしも、刀也のこと、好きだよ
夕日がゆっくり沈む。
教室の中に、あたたかな光だけが残った。

──逃げなかった。
それが、今日のいちばんの“前進”だった。
完結__
次の話がエピローグなのでみてね
ってか速いよね?笑

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