前の話
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昔々、星座を司る神、星霊神(せいれいしん)と十二支を束ねる王獣王がいた。二人は運命に導かれるように恋に落ち、すぐに子供を授かった。双子だった、二人とも男の子だった。兄は、アルメス、弟は、ジョセフとなずけられた。そして二人に神の力を託し、兄と母と父と少し出かけるといって、家を出ていった。何時間たったのだろうか、さっきまで僕たち家族を明るく照らしていた日は、僕を見捨てるように日が沈み終わる頃だった。玄関の扉が悲しげに開いた。僕はその時ただ帰ってきた嬉しさで長い長い廊下を無我夢中で走った、しかし扉の前に立っていたのは、兄だけだった。下をうつむいたまま石のように動きもせず話しもせずただひたすらうつむいたままだった。僕は思った兄が母さんと父さんを殺したのだと僕はその時、心の底の花瓶にあった水が花瓶から勢いよく溢れ出て花瓶が割れ水の勢いは止まらず身体中水が流れ、腕は滝のように兄の体に腕を振り落とした。気がついた時は兄は息をしていなかった。僕はまだ勢いが止まらなかったなぜ親を殺したのか……と、僕たちが授かった神の力には記憶と力を持ったまま生まれ変わる力があった。僕は誓った親を殺した兄を生まれ変わっても殺すと…












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!