これは、太宰治と中原中也の出会いの物語である。
先日、織田作に「 子育てをしてみるといい 」と言われた。
正直、子供はあまり好きではない。
我儘で、直ぐ泣いて煩いから。
そんな事を呟いていると、路地裏から赤子の鳴き声が聞こえた。
「 真逆ね 」と思いながら、路地裏に入ると赤子が捨てられていた。
目を擦り、よく見てみる。
矢張り赤子が捨てられている。
膝を付いて、赤子に近づくと「 待ってました 」とでも言うかのように笑顔になり抱っこをせがまれた。
正直、乗り気では無いが赤子の笑顔を見るとそんな事は言ってられないと思った。
抱き上げると、短い手足で必死に抱きついてきた。
可愛い…。
何て思ってない。
多分…。
子供って何食べるのかな。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。