あれからどれくらい経ったのか
私達は夜中まで騒ぎ続けた
その後の記憶が無い
目が覚めたら
朝になっていた
しかも、みんなまだ寝ている
その寝顔が何故か愛くるしく感じた
みんな寝ていると勘違いしていたが
並木度が起きていた
改めて周りを見渡すと
数人くらいはおそらく起きているのであろう
人数が足りていなかった
そんな会話をしていると
不意にドアが開いた
ふと見た彼は
何故か汗ばんでいた
ベットから立ち上がり
自分の記憶を頼りに
私は洗面台へと向かった
洗面台へと続くドアを開けると
そこには血濡れた先客がいた
朝から血を吹いているが
顔が濡れた彼は昔と変わらず、いや
昔よりずっといい男に見えた











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。