りうらside
今は夏の子が生まれる場所に向かっている道中だ
あの後、少しアニキに叱られたみたいで
2人ともしょんぼりしたまま目的地に向かうことになった
ゆさんはいつもまろやないくんに色んな質問をしている
俺たちの中で一番探究心あると思う
同じ春なのにしょうちゃんとは大違い(((
赤色とか初めて呼ばれたんだけど!?
俺たちは全員同じ場所で生まれるんじゃなくて
それぞれの季節の里、朝と夜は東西の山で生まれる
神様になると基本的にこの里(又は山)で過ごす
何代か前の神様たちは仲が良すぎて
あまり自分達の領域で過ごさずに一箇所に集まって
過ごしたらしいけど
基本的に自分の季節の里が一番過ごしやすいから
散歩とかで何日かに一回はノミニーも
訪れることが許されてる
中央の広場の石畳
そこで新たな夏のノミニーの誕生を待つ
キラッ
ブワッ
光と、今までよりも強い風に一瞬目を瞑る
次に目を開けた瞬間には
目の前に新たな夏のノミニーがいた
誕生した夏の子は夏というより冬が似合いそうな
儚さを纏っていた
後ろからまろの驚いた声が聞こえ振り向くとそこには…
沢山の動物が集まっていた
まるで、服従するように
様々な種類の動物たちがこちらを見つめている
ゆさんは一切目線を動かさず
食い入るように見つめている
その瞳には何故か強い光が見えた
見るとこったんもゆさんと同じように
食い入るように動物の群れを見つめてる
2人には一体なにが見えているのだろうか
アニキの言葉ではっとした俺たちは逃げるように
自らの家に帰った





















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。