長尾side
こんな事になってみっちーは来ないんやないかってみんな思ってた。
誰が言った訳でもないのに集合時間の30分前にはみっちー以外は集まって、少し話をした。
長尾「今朝みっちーに電話した時は出て、そん時はまだ知らんかったみたいで…またかけ直すって言われたけど折り返しはなかったです」
高橋「俺も来る前みっちーの部屋寄ったけど出てこんかったっす」
藤原「とりあえず様子見るしかないな…来るか分からんけど…」
大西「みっちーに限ってそんなことない、やろうけど……」
暗い空気が漂ってる中、扉が開いた。
道枝「おはようございます」
西畑「みっちー…」
大橋「おはよう!」
こういう時でも明るく振舞ってくれる大橋くんに内心感謝しつつみっちーの様子を伺った。
僕らが知ってる道枝駿佑の姿はおらんかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。