第122話

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2024/06/03 11:00





早く消えてくんないかな、という思いを込めて後ろを振り返る





すると何を勘違いしたのか、グッと親指を立てて洗練された所作でサングラスを取った





多分三秒くらい





教室が沈黙に包まれた





教室内外も人間の視線が一気に五条悟へと注がれ、そして




クラスメート
ギャァアアアアアアァ!!!
クラスメート
えなにあれなにあれなにあれ
クラスメート
人間???ほんとに同じ種族???
新種なんじゃないの???
クラスメート
情報が完結しない
クラスメート
目が!目が潰れる!!!!
クラスメート
ヤバいヤヴァイヤヴァイ
クラスメート
えここ天国???
ゑ天使がお迎えに来てるけど
クラスメート
誰か!コイツ鼻血大量に出して倒れた!
クラスメート
この子気絶してるよ!
担架持ってきて!!!










地獄絵図と化した









一葉
え、あなたこの人と知り合いだよね?
あなた
そんなことは天と地がひっくり返るくらいありえな
五条悟
どうも~!天気あなたの従兄弟でーす♡
五条悟
よろしく♡
クラスメート
キャァァアアアアアアアアアアア‼︎‼︎‼︎‼︎





嘘ついてんじゃねぇよ。








五条悟
ねぇねぇあなた☆
あなた
死ね
一葉
あなた、死ねはあかんやろ
あなた
ふぁっきゅー
文乃
あなたwwwwwww





笑ってもうてますやん





五条悟は休み時間の度に私の机の横にしゃがみ込んでちょっかいをかけてきた





それを見て生徒どころか教師や親にまでコイツが私の身内だと勘違いしていく





最悪だ。



さらば私のウルトラ平和スクールライフ





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