声をかけられ、そちらを向くとクリーム色のツンツン頭が見えた。
ふ〜ん、意外と周り見てるんだ。
私がそう言うと、彼は私の目の前の椅子に腰を下ろした。
…気まずい。
この人は、少し人の心を持っているようだね。
…体調は大丈夫なのか、か。
それからは沈黙が続いていた。
突然、警報が鳴り響く。
情報にあったね。
…外の様子は。
ただのマスコミか。
…いや違う、裏があるはず。
…!!!
…負の感情が爆発的に増加してる!?
まさか、ヒーロー科も混乱してるとでも言うのか。
こういう時こそ、冷静に対処すべきなのに…!
そう言った私は窓を開けて外に出る。
そんな彼の制止を聞かず、私は職員室へと向かった。
その途中にある死角で術式を使う。
シュッ
…職員室、だよね、ここ。
すごい荒れてる…。
取り敢えずは門の方に向かうか。
そう思った私は、再び術式を使って門へと向かった。
ただならぬ雰囲気を悟った私は、仕事モードに入る。
一歩ずつ、マスコミに近づきながら尋ねる。
そう嘲笑うと、マスコミは顔を赤くした。
そう言うと、マスコミは顔を青くした。
赤くしたり青くしたり…忙しいねぇ笑
首を傾げながら問うと、マスコミは一斉に帰っていった。
私は壊されたゲートに近づき、サングラスを外す。
ということは、今回の件に術師、もしくは呪詛師が関係しているということ。
いやもしかしたら、人型呪霊の可能性もある。
はぁ…全く。
高専に、いや悟に連絡して…。
あぁ伊地知さんにも手伝ってもらいたいな。
冥さん…五千万ぐらい積めば動いてくれるかな。
あと…七海さんにも連絡しておこう。
私はそう言って踵を返し、教室へと向かった。
…っていうのは嘘で、屋上へと向かった。
目的は各方面に協力を要請するため。
それだけ言って、通話は終了した。
次に伊地知さんに連絡をする。
よし、これで悟と伊地知さんはオッケー…。
あとは…冥さんか。
出るかなぁ…。
良かった、出てくれた…。
先程あったことを、悟にしたように説明する。
え、そんな安くていいの…?
そうして通話は終わった。
ふー…そしたら次、は。
京都校かな。
先程冥さんにしたように説明する。
これで各方面に協力要請はできた。
…もっと、強くならないと。
二度と大事な人を失わないために。





















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。