それから一か月…
…ほう…
わざわざ、戦えないように
手を封印して歩いているのか…
…人間…わからん…
すると、沙亞羅は
俺の指と指の間に
俺より一回りほど小さい手を
差し込んできた。
違う…
本当はなぜか
この状態が落ち着くのだ…
なぜかうれしそうな顔をしている
…わからん…
が…
なぜか面白い。
ある日また沙亞羅が言った。
「いちゃいちゃ」??
なんだその言葉は
人間独自の言葉か??
また意味の分からんことを言い出した…
じゃれあいなら、
たまに、動物がしているのを見る
俺は迷わず
沙亞羅に
こちょこちょ?
をした。
まずは首元
「サワサワサワ…」
そんな間抜けな声を出して…
開始五秒で終わった。
※動物です
それから沙亞羅は
人間のすることをたくさん紹介してくれた
全部やってみた…
…が…
何をしても…
沙亞羅の顔ばかり赤くなっていく…
…わからん…
でも…
一つ言えるのは…
彼女の笑顔は、
眩しいと、思う
それから、一年がたった。
ある日、急に慌てて沙亞羅が
俺の部屋に来た。
それは…
本来ならば…俺が
聞くことのないはずの言葉だった。
この作品、本気で完結までもっていこうと思う。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。