第91話

内側
97
2026/01/01 15:41 更新

撮影の合間、
あなたの下の名前は一人で外の空気を吸っていた。


考えないようにしても、
考えてしまう。



そのとき、隣に人の気配。

🦔
🦔
ここ、寒いでしょ?ㅎ


振り向くと、ヒョンソクだった。
上着を肩にかけるでもなく、
ただ、同じ距離に立つ。


🦔
🦔
少しだけ、話してもいい?


その言い方が、
“リーダー”ではなく
“一人の人”だった。


🦔
🦔
最近さ

ヒョンソクは前を見たまま言う。

🦔
🦔
みんな、線を越えかけてる

ドキッとする。


🦔
🦔
距離を置けって言われてるのも、
理由があるのも、分かってる
🦔
🦔
でも

一度、言葉を切る。


🦔
🦔
俺は、
それを一番守らなきゃいけない立場なのに

あなたの下の名前は、何も言えなかった。


🦔
🦔
それでもさ

ヒョンソクは、ゆっくりこちらを見る。

🦔
🦔
あなたの下の名前が一人で抱えてるのを見て、
何もしないのは俺にはできなかった


責めない。
押しつけない


ただ、事実だけ。

🦔
🦔
俺は告白しない

でも、
何も思ってない顔もしない


その言葉が、重く胸に落ちる。

🦔
🦔
あなたの下の名前には、
ちゃんと選ぶ時間が必要だと思ってる


🦔
🦔
だから、俺は線の内側に立つ

近づかない。
でも、離れない。

🦔
🦔
リーダーとしてじゃなく、
一人の人として


少しだけ、柔らかく笑う。

🦔
🦔
それくらいは、許して欲しい
(なまえ)
あなた
ずるい、
🦔
🦔
知ってる、ㅎ

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