第7話

なな
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2023/03/27 04:31
放課後、私は指定の空き教室へ向かった。









ガラガラ







扉をスライドさせると、マッシュヘアの男の子。








上履きは青色だから、一個上の3年生。








先輩が私を呼んだようだ。








あなた
お待たせしてすみません。
先輩
全然大丈夫だよ。








先輩は優しい声でそう言った。







あなた
何か御用でしょうか?私は貴方と面識は
ないはずですが







面識のない先輩が私を呼ぶなんて何事だよ。










早く帰りたいな~、と私は早くもこの状況に飽きてしまった。










先輩
その、俺さ、あなたちゃんのことが好きなんだよね...







いきなり名前で呼ぶのだから、私は少し驚いた。








先輩
だから、







付き合ってくれないか、そう先輩は言った。










正直、喋ったことも無い先輩からいきなり告白されてOKを出す女の子は少ないだろう。









あなた
ごめんなさ...
先輩
あっ、友達から始めてもいいから...








ごめんなさい、という言葉を遮った。









あなた
無理です...








正直、先輩は好印象ではない。印象はむしろ悪い。










わたしは帰ろうと、ドアに手をかけた。









その時、腕を掴まれた。

















春休みだぁぁぁ




イヤッフゥゥゥゥ)))

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