あれから、何度あの道に通ってもオオカミさんを見ることはなかった。
避けられてるのかな、そんなふうに思ってしまうくらいには。
隠れてるにしてもシッポすら見えなくて。
嫌われちゃった、かな。
かなしい?
さみしい?
でも、オオカミさんとは話しちゃダメなんだから。
そんなこと、思う方が間違ってる。
そう、だよね…?
私が赤ずきんで彼がオオカミである限り、エンディングは変わらない。
静かな家にぽつりとこぼれる。
今日は雨で足場が悪いからって、お母さん一人でおばあちゃん家に行ったんだ。
私はお留守番。
時計の短針が1周まわったのに、まだ帰ってこない。
外をチラリと覗いて見ても、雨はザアザアと降り続けていて外に出ることは叶わなそうだ。
おなかがすいた時にでも食べなさい、と置いてってくれたモモを1個剥いて食べる。
雨が酷いからおばあちゃん家に泊まっているのかもしれない。
帰ってくる時に足を滑らせたら大変だもんね、
不安な気持ちはそう思い込むことでどうにか抑えてベッドに潜り込む。
外を見ると雨は幾分か弱まっていた。
でもまだ夜明けは来ない。
早く寝て早く起きて朝迎えていけばいいじゃん、
だから、早く寝ないと。
目を閉じても眠気が訪れることはない。
目を閉じてるだけでも休めるってお母さんがいつか言ってたから、目を閉じて。
こんなに長い夜は、はじめてだった。
家の扉を開けて一目散におばあちゃん家に向かう。
朝ごはんとかそんなの頭になくて、今はただお母さんたちに会って大丈夫って抱きしめて欲しかった。
雨にやられて花たちは萎れてしまっている。
動物たちもほとんどいない。
息切れがしてきて少し歩いたり、また走ったり。
山頂近くにあるおばあちゃん家まで着くのに30分くらいかかってしまった。
玄関に靴はある。
あるのに、居間にもおばあちゃんが裁縫するときのお部屋にも、お風呂にも、どこにも2人の姿が見えない。
もしかして山から滑り落ちた…?
雨だったし視界も悪い上に滑りやすい。
だからいくら慣れてるふたりでもそういうこともあるかもしれないと探してみる。
あの、最終更新いつやろなぁ、と見てみたら3月30日と。
そーいや最近マイページ開いてないなぁなんて、
(´▽`*)アハハ…
別シリーズを書いてたんですよ4月上旬は(それも行き詰まってもう書いてません)
シンプルに言ってとても忘れておりました、はい。
もし待っていてくれた方がいらっしゃいましたら、心よりお詫び申し上げます
次の更新の目処は経ってません‼️












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!