第3話

ため息だけが虚しく重なる
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2024/03/29 14:10 更新
モモを抱えて森を歩いてみるも、オオカミさん本人はもちろん動物1匹見えなかった。
いつもはモモの新鮮な匂いに釣られてか、いろんな動物が出てきてくれるんだけどな…。
天気でも悪くなるのかな、とか考えて空を見上げてみるも雨が降りそうな気配はない。
清々しいほどの晴天。
(なまえ)
あなた
だれも、いない…
気の所為だけど、世界に1人きりになったみたいで寂しさと微かなワクワクが胸に広がる。
いつもは行かないところまで行ってみようかな。
お母さんもおばあちゃんも、近所の人たちとお話してるだろうから少し遅くなっても怒られないだろう。
私が動物が好きで夢中になっちゃうことは知ってるだろうしね。
(なまえ)
あなた
うさぎさーん…?
トリさんもいないや…
森の奥まで進んでみてもやっぱりいない。
ガサガサ、と後ろから音がしてくるんと振り向くとほこにいたのは知らないオオカミさんだった。
あのオオカミさんとは違って赤毛でもないし、それに多分あの狼さんよりも大きい。
真っ黒なオオカミは恐怖を煽る。
だからかな、誰もいなかったのは。
このオオカミがこの当たりを彷徨いていたのだろう。
みんな怯えて出てこない。
わたしも、逃げないと──────。
そう思うのに、怖くて足が竦む。
だってだって私が今までかわいいと称してきたのは草食ばっかで。
あのオオカミさんだって、あんな攻撃的な眼差ししてなかったから、
すごくすごくこわかった。
輝光々
輝光々
チッ…獲物の1匹もいねえ
逃げ、ないと。
食べられちゃうよ。
童話の中みたいに。
オオカミさんはずるくて、強くて、こわくて、凶暴だから。
だから見つかる前に逃げないと。
匂いでバレちゃうけど、もしかしたら見逃してくれるかもだし。
森の木々や花々が私の匂いを消してくれるかもだから。

まずは、逃げないと。
目線が下がる。
どこか穴にでも落ちたのかな、とも思ったけどズキズキと痛む膝がそうじゃないって教えてくれた。
そもそも移動できてないんだから穴に落ちることもないんだけどね。
立たないと、と力を入れてみるも全く入らない。
調子に乗って遠くまで来たからお母さんたちが助けてくれることもない。
きっと近くにいるであろううさぎさんたちが出てくることは無い。
出てきたら食べられちゃうもん。
輝光々
輝光々
あ"?
…ククッ、ちょうどいい獲物がいんじゃねえか…
牙を剥き出しにして、ヨダレもたらしてそう言う姿は悪魔のように見えた。
本当に翼もあるように見えたんだ。
それくらいこわかった。
ガクガクと震える足は機能を失って使い物にならない。
モモだって3つしかないのだ、こんな大きなオオカミのお腹をふくらすには足りない。
それにこのももはあげたい人がいるから、このオオカミにはあげたくない。
輝光々
輝光々
最近はよォ、街の人下の奴らが開拓だなんだと騒がしいせいで睡眠すらとれねェ…
まァそれでも生き残んのが俺たちオオカミだがな
1歩1歩近づいてくる。
こわい。
輝光々
輝光々
安心しろよ嬢ちゃん
俺はこの場じゃ食わねェ、いつテメェの仲間が来んのかわかんねェからなァ
腹に石詰められるなんてかなったもんじゃねェ
安全な巣穴に戻ってからじっくり喰ってやるよ
私たちみたいに山で暮らす女の子にオオカミさんがこわいと伝えられているのと同様に、オオカミさんのほうでも報復にやられたことの恐ろしさは伝わっているようだ。
なんとなく不思議な気持ちも湧いてくる。
今の所恐怖8割って感じだけど。

ふわっと赤が目の前に現れる。
ばぁう
ばぁう
おい、何してんだよ
輝光々
輝光々
あ"?捕食に決まってんだろ
頭とち狂ったか
ばぁう
ばぁう
ソイツは俺のツレだ
獲物にすんな
輝光々
輝光々
俺に野垂れ死ねって言いてぇのかあ"ぁ"!?
ばぁう
ばぁう
言わねえよんなこたぁ
…そのモモもらえ
輝光々
輝光々
モモなんかで腹が膨れるわけねえだろ!!
肉が食いてえんだよ肉が!!!!
赤いオオカミさんを退けようと黒いオオカミさんが手を伸ばす。
それを易々と掴み防御をとる。
それの繰り返しだ。
黒いオオカミさんはヤケクソ状態になって、腕を振り回し始めた。
それが何回か赤いオオカミさんに当たってオオカミさんの綺麗な顔からは血が滴り落ちた。
ばぁう
ばぁう
ってえな
輝光々
輝光々
どけよ、これ以上はいくらばぁうでも許さねェぞ?
ばぁう
ばぁう
許しなんて求めてねえ
コイツは俺のツレだ、仲間に手を出すな
輝光々
輝光々
…チッ、オオカミの牙はどこに捨ててきたんだよ
ケッ、と吐き捨ててモモだけ盗られて帰っていく。
モモを失ったことはすんごく悲しかったけど、それよりもオオカミさんの怪我の方が気になった。
(なまえ)
あなた
け、けが…!!
大丈夫ですか…?
ばぁう
ばぁう
こんなの怪我に入らねえ
…次こんな目にあいたくなければ、俺たちオオカミに関わるな
そう冷たく言い放つオオカミさんの瞳はなにも映していない。
(なまえ)
あなた
…助けてくれてありがとうございます、
2回も…
ばぁう
ばぁう
別にいい、早く帰れ
(なまえ)
あなた
お礼…っ!したくて…モモを持ってきたんですけどとられちゃったので、また今度持ってきてもいいですか…?
ばぁう
ばぁう
聞こえなかったのか?
俺たちに関わんな
もう一度冷たく言われて、今度はなにも言わずに走り去ってしまう。
嫌われちゃったかな…?
助けてもらってまた助けてもらってなにも返せてないもんね。
でもここに来るのも迷惑なのかもしれない。
モヤモヤと悩んでみたが、答えは出ない。
とりあえずまた助けてもらうような事態にならないようにしないと、だよね。
小さくため息をつくとどこからか同じようなため息が聞こえてきた。

もう、会えないのかな。
***っていう名前のキャラクター名募集します
ネーミングセンスが壊滅的すぎて、むりなのでまじで募集させてください

それと
輝光々
輝光々
あいうえお
背景濃い紫に赤で文字とかかっこよ過ぎて死ねるて。
また次出てくることはあるのでしょうか!!
((次を書いてないので知りません!!!

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