第6話

第四話
964
2023/08/03 12:04 更新
壁の中央は5年前のように混乱した
モブ
トロスト区南門に出現した超大型巨人によって扉は破壊され…
モブ
一時トロスト区全域を巨人に占拠されるも
モブ
決死の奪還作戦が成功し扉の封鎖を果たす
モブ
現在トロスト区内の巨人を掃討中…
モブ
一度破壊された壁を塞いだって?どうやって!?
モブ
嘘に決まってる!これは王政側の発表だ
モブ
俺達内地の人間を騙すためにそんな嘘を触れ回ってるんだ
モブ
今に壁外のヤツらがウォール・シーナになだれ込んで来るぞ
モブ
大変だ!この商会の回紙を見ろ!
モブ
商会だと?王政のお墨付きの無い情報なんて信じられるか!
モブ
王政の情報が正しいなんて根拠どこにあんだ!?
モブ
お…おい…これはどういうことだ…
モブ
巨人が…岩で扉を塞いだらしい
モブ
と書いてあるぞ…
モブ
何だそれは…
モブ
巨人が味方したとでもいうのか…?
エレンside
エレン
……
エレン
ハァ…
エレン
すいません便所に…
モブ
さっき行ったばかりだ
エレン
……水を下さい
モブ
オイ
モブ
立場を弁えろ…
モブ
化け物め…
エレン
……
化け物か……
確かにそれは間違いじゃないんだろうけど…
ここまで拘束するほど怖いのか…オレが…
まあ無理もないか…オレにも訳がわからないんだから
殺されてないだけマシなのかもしれない
…そういえば…
あいつらは…一切オレを怖がったりしなかったな…
今…何してる…
他の奴らはどうなった…
こうなったオレを見て皆はどう思うだろうか
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エルヴィン
もう少しだけここで辛抱してくれ
エルヴィン
我々が何とか話をつけてみる
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あれからもう何日経った?
外はどうなっているんだ…
…まさか…
オレ…一生ここでこのままなんじゃ…
ガチャ  ギィィィィ
エレン
ハンジ
ごめんねエレン待たせてしまって
ハンジ
でもやっとここから出られそうなんだ
エレン
……!
ハンジ
私は調査兵団で分隊長をやっている
ハンジ・ゾエ
ハンジ
そっちの彼は
ミケ
スンスン
エレン
あ…あの…
ハンジ
…彼も同じ分隊長のミケ・ザカリアス
ハンジ
そうやって初対面の人の匂いを嗅いでは…
ミケ
スンスン
エレン
……!
ミケ
フンッ
ハンジ
鼻で笑うクセがある
エレン
ハンジ
多分深い意味は無いと思うね
ハンジ
まぁこんなのでも分隊長を務めるほどの実力者ではあるんだ…
ハンジ
あ!
エレン
ハンジ
ごめん…無駄話しすぎた
ハンジ
もう着いちゃったけど…大丈夫!
ハンジ
むしろ説明何回無い方がいい
エレン
え?
ハンジ
エレンが思っていることをそのまま
言えばいいよ
ハンジ
勝手だけど私達は…
ハンジ
君を盲信するしかないんだ
エレン
……
審議所!?
オレは審議所の地下牢にずっといたのか…
モブ
そのままゆっくり進め
モブ
そこにひざまずけ
ガチャン
エレン
……
憲兵団のトップ
ピクシス司令に…
エルヴィン団長リヴァイ兵長…あなたの下の名前副兵長
ん…!?
お前ら…
ダリス・ザックレー
さぁ…始めようか
あなたの下の名前side
ダリス・ザックレー
さぁ…始めようか
あー始まった
静かだとなんか緊張するな
ずっと立たされてるし
あの人ダリス・ザックレー座ってんのに…
しかも喧嘩したお兄ちゃんがすぐ横にいる
あなた
………チラッ
リヴァイ
………
なんかムカつく
ダリス・ザックレー
ある者は君のことを
ダリス・ザックレー
"破滅に導く悪魔"と呼び…
ダリス・ザックレー
またある者は
ダリス・ザックレー
"希望へと導く救世主"と呼ぶ
今まで散々巨人を嫌がってたのに救世主って
調査兵団の努力を知らずによく言うよ
ダリス・ザックレー
今回決めるのは君の動向をどちらの兵団に委ねるかだ
ダリス・ザックレー
その兵団次第で君の処遇も決定する
ダリス・ザックレー
憲兵団か…
ダリス・ザックレー
調査兵団か…
ダリス・ザックレー
では憲兵団より案を聞かせてくれ
ナイル・ドーク
憲兵団師団長ナイル・ドークより提案させていただきます
あー嫌い憲兵団嫌い
ナイル・ドーク
我々はー
ナイル・ドーク
エレンの人体を徹底的に調べ上げた後速やかに処分すべきと考えております
ですよねー
ナイル・ドーク
彼の存在を肯定することの実害の大きさを考慮した結果
ナイル・ドーク
この結論に至りました
自分が安全に暮らせれば良いだけでしょ
ナイル・ドーク
彼の巨人の力が今回の襲撃を退けた功績は事実です
ナイル・ドーク
しかし…その存在が実害を招いたのも事実
ナイル・ドーク
彼は高度に政治的な存在になりすぎました
ナイル・ドーク
なのでせめてできる限りの情報を残してもらった後に
ナイル・ドーク
我々人類の英霊となっていただきます
エレン
……
ニック
そんな必要は無い
ニック
ヤツは神の英知である壁を欺き
侵入した害虫だ
ニック
今すぐに殺すべきだ
はぁ?人に向かって害虫って……!
ダリス・ザックレー
ニック司祭殿静粛にお願いします
ダリス・ザックレー
次は調査兵団の案を伺おう
エルヴィン
はい
エルヴィン
調査兵団13代団長エルヴィン・スミスより提案させていただきます
エルヴィン
我々調査兵団はエレンを正式な団員として迎え入れ
エルヴィン
巨人の力を利用しウォール・マリアを奪還します
エルヴィン
以上です
ダリス・ザックレー
ん?もういいのか?
エルヴィン
はい
エルヴィン
彼の力を借りればウォール・マリアは奪還できます
エルヴィン
何を優先すべきかは明確だと思われます
ダリス・ザックレー
…そうか
エレンの力を最大限活かすにはこれしかない
これが成功したら人類にとって大きな一歩になる
その前にお兄ちゃんと仲直りしなきゃ
モブ
ちょっと待ってくれ今度こそすべての扉は完全封鎖するのではないのか?
モブ
「超大型巨人」が破壊できるのは壁のうち扉の部分だけだ
モブ
そこさえ頑丈にすればこれ以上攻められることは無いというのに…
モブ
そこまでして土地が欲しいのか!?商会の犬共め!!
モブ
お前らはできもしない理想ばかり言って我々を破滅に陥れるだけだ
モブ
これ以上お前らの英雄ごっこには付き合ってられない
あなた
ふざk
リヴァイ
やめろ
あなた
んんっ
リヴァイ
よく喋るな豚野郎…
リヴァイ
扉を埋め固めている間に巨人が待ってくれる保証がどこにある?
リヴァイ
てめぇらの言う我々ってのは…
リヴァイ
てめぇらが肥えるために守ってる
友達の話だろ?
リヴァイ
土地が足りずに食うのに困ってる人間はてめぇら豚共の視界に入らねぇと?
モブ
わ…我々は扉さえ封鎖されれば助かると話しただけだ…!
ニック
よさぬか!この不届き者め!
あなた
!?
ニック
神より授かりしローゼの壁に…
ニック
人間風情が手を加えると言うのか!!
ニック
貴様らはあの壁を…人知の及ばぬ神の偉業を見てもまだわからないのか!
結局自分の利益が一番か…
ダリス・ザックレー
話を進めよう
ダリス・ザックレー
次に…
ダリス・ザックレー
エレン君に質問がある
エレン
ハイ
ダリス・ザックレー
調査兵団への入団を希望しているようだが…
ダリス・ザックレー
君はこれまで通り兵士として人類に貢献し「巨人の力」を行使できるのか?
エレン
……
エレン
は…はい
エレン
できます!
ダリス・ザックレー
ほう…!
ダリス・ザックレー
今回の奪還作戦の報告書にはこう書いてある
ダリス・ザックレー
巨人化の直後…ミカサ・アッカーマンめがけて3度拳を振り抜いたと…
エレン
……!!
そんな事があったんだ…
ミカサ
チッ
まぁ報告書に嘘は書けないよね
ダリス・ザックレー
ミカサ・アッカーマンは?
ミカサ
はい…私です
ダリス・ザックレー
君がミカサか
ダリス・ザックレー
エレンが襲いかかったのは事実か?
リコ
ごまかさずに答えないとエレンの為にならないぞ
ミカサ
…はい
ミカサ
事実です…
モブ
おお…
ニック
何ということだ…
ミカサ
しかし…
ミカサ
それ以前に私は二度巨人化したエレンに命を救われました
ミカサ
一度目はまさに私が巨人の手に落ちる寸前に巨人に立ちはだかり私を守ってくれました
ミカサ
二度目は私とアルミンを榴弾から
守ってくれました
ミカサ
これからの事実も考慮していただきたいと思います
ナイル・ドーク
それはどうだろう
ナイル・ドーク
君の報告書にもそう書かれていたが
ナイル・ドーク
キミの願望的見解が多く見受けられたため
ナイル・ドーク
客観的な資料価値に欠けると判断した
制御出来るときと出来ないときがあるんだ
ナイル・ドーク
それに君がエレンに肩入れする理由もわかっている
ナイル・ドーク
エレンの素性を調べるうちに6年前の事件の記録が見つかった
ナイル・ドーク
驚くべきことにこの二人は当時9歳にして
ナイル・ドーク
強盗である3人の大人を刺殺している
ナイル・ドーク
その動機内容は正当防衛として一部理解できる部分もありますが
ナイル・ドーク
根本的な人間性に疑問を感じます
ナイル・ドーク
彼に人類の命運・人材・資金を
託すべきなのかと
モブ
そうだ…こいつは子供の姿でこっちに紛れ込んだ巨人に違いない
モブ
しかし狂暴な本性までは隠すことができなかったんだ
ただの正当防衛でしょ
モブ
あいつもだ!
モブ
人間かどうか疑わしいぞ
ミカサまで…
あなた
今その考えは必要でしょか?
モブ
!?
リヴァイ
おい…!
あなた
彼女が人間じゃないかどうかはまた別の話ではないですか?
モブ
なんだ…!?
モブ
あなたの下の名前副兵長だ…
あなた
今はエレンの動向を決める審議です
あなた
彼女のことで話し合いたいのならまた別の審議でお願いします
エレン
あなたの下の名前副兵長の言う通りです!
エレン
オレは化け物かもしれませんが
エレン
ミカサは関係ありません
エレン
無関係です
エレン
それに…そうやって自分二都合の良い憶測ばかりで話を進めたって…
エレン
現実と乖離するだけでろくなことにならない
モブ
何だと…
ナイル・ドーク
こいつ…
エレン
大体…あなた方は…
エレン
巨人を見たことも無いクセに何がそんなに怖いんですか?
エレン
力を持っている人が戦わなくてどうするんですか
エレン
生きる為に戦うのが怖いって言うのなら力を貸して下さいよ
エレン
この腰抜け共め…
エレン
いいから黙って全部オレに投資しろ!!
モブ
ひ…
ナイル・ドーク
構えろ!
モブ
ハッ!
ドンッ!!
あなた
あ…
ドスッ!!
ガシッ! ドスッ!!
ミカサ
ッ!!
アルミン
ミカサ!!
アルミン
待って!!
ガンッッッ!
リヴァイ
これは持論だが
グググ
リヴァイ
躾に一番効くのは痛みだと思う
リヴァイ
今お前に一番必要なのは
リヴァイ
言葉による「教育」ではなく
リヴァイ
「教訓」だ
リヴァイ
しゃがんでいるから丁度蹴りやすいしな
ドスッドスッドスッドスッ
エレン
フーッフーッ
ニック
…!
エレン
フーッフーッ
ナイル・ドーク
…待てリヴァイ
リヴァイ
何だ…
ナイル・ドーク
…危険だ
ナイル・ドーク
恨みを買ってこいつが巨人化したらどうする
リヴァイ
…何言ってる
リヴァイ
お前らはこいつを解剖するんだろ?
モブ
……
リヴァイ
こいつは巨人化した時力尽きるまでに20体の巨人を殺したらしい
リヴァイ
敵だとすれば知恵がある分厄介かもしれん
リヴァイ
だとしても俺の敵じゃないが…
リヴァイ
お前らはどうする?
リヴァイ
こいつをいじめた奴らもよく考えた方がいい
リヴァイ
本当にこいつを殺せるのかをな
エルヴィン
総統…ご提案があります
エルヴィン
エレンの「巨人の力」は不確定な要素を多分に含んでおりその危険は常に潜んでいます
エルヴィン
そこでエレンが我々の
管理下に置かれた暁には
エルヴィン
その対策としてリヴァイ兵士長またはあなたの下の名前副兵士長に行動を共にしてもらいます
エルヴィン
2人ほど腕が立つ者ならいざという時にも対応できます
ダリス・ザックレー
ほう…
ダリス・ザックレー
できるのかあなたの下の名前、リヴァイ?
あなた
いざという時の準備は出来てます
リヴァイ
問題はむしろその中間が無いことにある…
ミカサが許さないか…
ダリス・ザックレー
決まりだな
ダリス・ザックレー
エレン・イェーガーは調査兵団に託す
ダリス・ザックレー
しかし…次の成果次第では再びここに戻ることになる
エレン
イテテ!
エルヴィン
すまなかった…
エルヴィン
しかし君の偽りのない本心を総統や有力者に伝えることができた
エレン
はい…
エルヴィン
効果的なタイミングで用意したカードを切れたのも
エルヴィン
その痛みの甲斐あってのものだ
エルヴィン
君に敬意を…
エルヴィン
エレンこれからもよろしくな
エレン
はい
エレン
よろしくお願いします
リヴァイ
なぁエレン
エレン
は…はい!
リヴァイ
俺を憎んでいるか?
エレン
い…いえ必要な演出として理解してます
リヴァイ
ならよかった
ハンジ
しかし限度があるでしょ…
あなた
大丈夫?歯が折れちゃってるけど…
ハンジ
ほら
リヴァイ
解剖されるよりはマシだと思うが
あなた
まぁそうかもしれないけどさ…
ハンジ
エレン口の中見せてみてよ
ハンジ
…!
ハンジ
…え?
ハンジ
歯が生えてる

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