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第4話

【西村拓哉】昇格・後編





『っ…かえっ』

「俺!…」

いきなり拓哉が口を開いた。
立ち止まって、無言の時間が流れる。
告白してくる!とか言うのかな?
とうとう拓哉にも、彼女できるのかな?
やだなぁ〜、まぁ、何も言わなかった私が悪いんだけどね。笑
でも、…聞きたく、ない……
ぎゅっと目を瞑る。

「おれ…。あなたのこと、すき。」

『えっ』

予想と180°違う答えに、一瞬何が起きたか分からなくなった。
けれど、すぐに言葉が戻ってきた。

え、? 好き? 私を?

頭の中をフル回転させても状況が理解できない。

そんな中に、
ふわっと香る拓哉の匂い。
道の真ん中で抱きしめられている。

「あなた…。、返事、聞かせて?」

返事、返事しようと思っても、言葉が出てこなくて。

「あ、あぁごめん!勝手に抱きしめちゃって、」

『や、別に…』

嫌なんかじゃない。
むしろこのときを望んでいた。

「返事は、いつでも…。待ってるから。」

そっと私から離れて背を向けて拓哉が帰っていく。

だめ、ちがうの…

『まって!』

体が勝手に動いて拓哉の服の袖を掴む。

『あの…』

拓哉が私の顔を覗き込んで、目を合わせてくる。

『わたし、ね。…好き、だよ』

あと…ちょっと……

『拓哉のこと、すきっ』

ぎゅっと握っている手を強くする。
涙が溢れてくる。

「あぁっ、なんで泣くの?」

『嬉しくて…っ』

「じゃあ、、、付き合って、くれる?」

『っ…うんっ!』

出てくる涙を拭って、拓哉に思いっきり抱きつく。

「ぅわっ、!」

『た、たくやっ…ずっと、すきだった。』

「…おれも、何年も前から好きだったよ」

いったん体を離して、見つめ合う。
拓哉の唇がだんだん近くに…

《みて!あのふたりちゅーしてる!!》

かァーっと顔が熱くなってくる。
目の前の拓哉も赤面している。

「行こっか、」

『ぅ、ん』

手を繋いで歩き始める。


やっと幼馴染から昇格して、恋人になれました。


でも、キスできるのはまだまだ先。笑