「…ねぇ。」
「ねぇってば。」
謎の声が聞こえる。
「聞こえてる―?」
「ここ、ここだよ。」
…見回しても誰も見つからない。
「んー?」
「えっとね、僕の後ろかな?」
「あ〜…分かりやすく言うと、」
「君の後ろかな?」
振り返ると、僕によく似た少年がにやにやと笑みを浮かべていた。
少年が口を開く。
今朝、見つけた手紙。
差出人が『uti』と書いてあった。僕の名前だ。
なんかさらっと心読まれなかった??
そう言う少年の顔は、僕によく似ていた。
紅い目も、黒い髪も、声も。
まるで鏡を見ているようだ。
…けれど、一つだけ違うところがある。
…言い当てられた。
いやそれもそうか。心読まれるんだもん。
その時、視界が突然ぼやけ始める。
紛らわしいですね
読者さんはなんとなく雰囲気でね、あの〜…
感じ取って下さい(((











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。