盾ともなる亜科の翼がなくなった
今が絶好のチャンスだった
縁城は凍っていき意識が少しずつ沈んでいっていた
皆が諦めかけたその時
ゴゴンと何か重い
大きい物が動くような轟音がした
そこで亜科は止まった
周りの人も気付いた
何かが亜科の巨大氷像のところにいる
震えながらも灰島が巨大氷像の胸元に当てている
左手の上にスマホを構え立っていた
その間もどんどんスマホの充電が減っていた
【 灰島の想像図 】
亜科の巨大氷像で本人を攻撃し
皆に崇められている
だが現実は甘くなく
想像通りにはいかなかった
巨大氷像はビキッと割れる音を響かせながら
ガラガラと崩れていった
そこでやっと亜科は動きを止めた
待ちに待った展開
漆栖川は見逃さなかった
粘液で固定が出来た
縁城が1発…そして2発と
攻撃の手を止まらず最後の霊力を振り絞るように
亜科の体に何回も攻撃を入れた
亜科と縁城はそのまま自由落下していた
縁城の落ちた下には
漆栖川が作った粘液のクッションがあった
柄本は興奮を隠しきれず
縁城の背中を何回も叩いていた
Next,












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。