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第33話

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2025/07/06 12:00 更新
トントンに呼び出された後、こっぴどく叱られた。
トントン
学校で初めて叱ったのあなたとゾムとロボロなんか…
新学期早々怒られることをするな、しっかり授業聞け。
ということも言われ、約10分の説教が終わった。
まだ授業が始まって15分しか経っていないのか、
時間の流れが遅く感じる。

ガラッと音を立てて扉を開けると、
多くの女子は私をギロッと睨んできた。
それで美術の授業中に今日の放課後校舎裏に来いって
脅されていたのを思い出す。

あなた
(まーじで終わった)
そこからの授業の内容は頭にあまり入らなくて、
ただただ焦りから汗を流すことしか出来なかった。

6限目のロボロの数学も、全然頭に入らなくて。
どうしようどうしようなんてどうしようもない事を
ずっと悩み続けている。

悩み続けて、出せた結論なんてものはなかった。
ただただ時間だけが過ぎて、5.6限目の時間を無駄にしてしまっただけだった。いつの間にかチャイムが鳴り、
帰りのHRが始まっている。
ゾム
連絡事項は特にないで!挨拶頼むわ!
来るな来るなと思っていた時間が来てしまった。

もしかしたら女子が好きなだけで、告白かもしれないし…?
なんてありえない考えを思い浮かべては消しつつ、校舎裏に向かう。
おっそいんだけど。
あなた
ぁ、ごめんなさい…
なんでこんな引っ込み思案の芋女が先生方
から好かれる訳?意味わかんない
色目でも使った?んなわけないか、
可愛くないもんねぇお前
新学期早々ごめんけど、お前不登校になれよ
ちょ、ごめんとか絶対思ってないじゃんw
当たり前じゃん、申し訳ないとか言う気持ちこいつに対して持つ訳なくない?w
まあ不登校になれよ、これお願いじゃなくて命令だから
無視したら虐めてあげる
そう言い残し、女子たちは去っていった。

また虐められるのは嫌だな…
そう思って私は不登校になる、という選択をした。

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