発目ちゃんと飯田くんの試合が終わり私が発した一言はただ長かっただけ
飯田くんはただ単純に発目ちゃんの手のひらの上で踊らされていただけだ
去年のことをしみじみと思い出す
踊らされていたいた方はめちゃくちゃキレていた記憶がある
それはもうかっちゃんのように
と、芦戸ちゃんが席を立った
そういえば次だった
と言って青山くんも席を立つと
そのまま歩いていった
というわけで始まった
芦戸ちゃんとキラキラくんこと青山くんの試合
あえて青山くんは応援しないでおこう
なんか面白そうだから
後輩に言われてしまった…
まぁ、気にしたら負けなので気にしないでおこう
そして、プレマイ先生が毎回同じくちょっといや…かなり個性的な紹介をしていく…
あれ、なんであるんだろ…
個性の副作用的なアレかな
と、芦戸ちゃんが勝ち気な笑みを浮かべる
そんなところも可愛いね♡
青山くんも宣言する
この勝負どうなるのか楽しみだ
そして、試合が始まった
青山君が放ったビームを芦戸ちゃんは持ち前の運動神経の良さでかわしていく
このままどんどん距離が近付くと芦戸ちゃんのテリトリーになる
さて、青山くんはどうするかな?
その時、本領発揮と言わんばかりの青山くんのビームが放たれた
なんかショボくない?(こら)
なんだろ…なんか、まるで個性が……
で、まぁ色々あって…
と、青山くんへパンチでフィニッシュとなった
その時の芦戸ちゃんはいい笑顔だった
でも、青山くんがちょっと可愛そうだと思った
…………………多分
多分鍛えれば個性も伸びると思うし!
内容的には強いっちゃ強いし!
林間学習の特訓の成果を楽しみにしよう!
と、心の中で思う
トーナメント表を見ると常闇、八百万と書かれていた
ヤオモモちゃんがいる席をみるとすでにいなくなっていた
もう待機場所の方へ行っているのだろう
常闇くんを見送ると
ステージを見つめ、次の試合のことを考えていた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。