いふくんと解散して自分の教室に向かう。今日は入学式のときからずっと話しかけたいと思ってた人に話しかけに行く。もちろんしょーちゃんも連れて。
知らない人に話しかけるのなんて天地がひっくり返っても有り得ないしょーちゃん。それは中学の頃からずっとそうだし、それに関しては何回も僕が助けてる。
でも、高校生活で友達僕だけはだいぶ不味いから一緒に声かけにいくってわけ。
そう、声をかけたかった人物は、入学式のときに隣りに座っていた美形くん。イケボだしイケメンだし……どんな人なんだろうってずっと気になってたんだよね。
実際話してみると、イケメン!!ってよりかは小動物に近い。
友達…の定義はなに?みたいに聞かれたら困っちゃうけど、個人的には自分から話しかけに行けたらもう友達。これを言うとしょーちゃんには変な目で見られるけど。
その後しょーちゃんもりうらくんに自己紹介ができて、りうちゃん、ほとけっち、と呼び合うようになった。いむくんって呼んでって言ったのに呼んでもらえなかったのは残念だけど……
仲良くなれたしいっか。
しょーちゃんはいふくんと関わりはないし、見たことがあるだけで会ったことはないから知らないのは納得。でも、りうちゃんがいふくんと知り合い……しかもまろって呼んでる。
これは結構な仲なのでは?
……え、いふくんに変人って思われてんの??
ば、バンドチーム…
楽器できる人って凄いな……。それより、いふくんも楽器弾けたんだ。しかもバンド入ってるとかかっこよすぎるんだけど…そんな話今初めて聞いた。
悲しそうな顔で、そう呟いた。
不良として過ごしているのは学校でだけ……。なにか、理由がありそうだ。
これも好評だから通知いっぱいきて書きがいがある。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。