今日もいふくんに会いに行く。
昨日の効果がまだ残ってるからか、今日は朝から教室にいるらしい。たくさん褒めてあげないと。
いふくんのクラスまで行って会いに行く。
るんるん気分で会いに来たのに、なにやら教室内は一箇所に集まってるみたいだ。
いふくんの隣のクラスのないちゃんが来てくれた。
……そっか、普段は教室にいることなんてないもんね。
一度息を吸って、ゆっくり吐き出す。決意を固めたら、あの集まってるところへと飛び出した。
人をかき分け、いふくんの元へと近づくと、圧を含めて周りを睨みつける。いふくんは驚いたような表情を浮かべてたけど、すぐいつものポーカーフェイスに戻った。
ところどころで文句が聞こえるけど、そんなの無視していふくんの手を取る。
また、あの時みたいに体育館裏にきた。
そう、もしかしたらいふくんが楽しくお話していた最中だったかもしれないのにも関わらず、僕が会いたいっていう私情でここまで連れ出してきてしまった。
もしかしたら友情関係を作り直そうとしてたかもしれないのに……余計なお世話だっただろうか。
そんな心配をかき消すように、笑顔で答えてくれる。
ここまでの笑顔を見たのは初めてかもしれない。
ちょっと身長差があるから、背伸びをしていふくんの頭を撫でてあげる。
せっかく褒めてあげたのに、そんなとこ見てたなんて…てか、昨日も壁に押し付けた時結構身長差あって雰囲気台無しだったけど気づいてなかったのか。助かった。
目を細めて、笑う。
ああ……今日この瞬間だけでも、いろんな表情を見れてしまった。いふくんの新たな一面が見える度に、好きが増していく。こんなの初めての感覚でよくわからないけど……
恋愛するって楽しい。
2日でお気に入り30ってマ?やっぱりこういうのが好きなんだね。
みんなの好みがよくわかった……。
青くんのいろんな表情とか最高かよ。こっちまで好きになる。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!