今日は朝から曇り空で、明日には大雨が降ると天気予報で言われていて、それによる低気圧のせいなのかは分からないが頭が普段よりも重く、心なしか頭痛もするような気がする。
“スター”のオレならこれくらい乗り越えてみせる__と言い切りたいが、そうも出来ないくらいには頭痛が思考を妨げてくる上に……何故かその自分への鼓舞に違和感を感じてしまった。
そんな日でも学校に行かなければならない。それにオレは類のように頭の良いわけではないので、一日でも休んでしまうと直ぐに授業に置いて行かれてしまうだろう。
だから多少無理してでも言った方が良いだろうと痛む頭を抑えながらオレはゆっくりと学校の準備を始めた。
やっぱり咲希にはバレてしまうかと苦笑しながら、余りこれ以上心配をかけないためにも正直に言った方が良いだろうと考える。
そういつも通りの笑顔を浮かべて咲希に言うと、それでもまだジト目で見られてしまったが、オレも咲希の立場ならこれでもかと言うほど心配してしまうだろう。
なのでこれぐらいの視線は甘んじて受け入れることにしよう。
咲希はその言葉に安心したのか、顔を緩ませて微笑んだ。
その後に朝ご飯を食べ、ゆっくりしていたら、咲希がスマホを見るといきなり慌てだした。
そう謝りながらも、急いでバックを持って玄関に向かっていく咲希を見送りながら時計を見ると、後当分は時間がありそうなことに安心する。
一応薬でも飲んでおこうかと思い立ち上がると、また鈍い痛みが走り思わずその場に蹲ってしまった。これは本格的にマズいかも知れない。
こんなんじゃ学校に行っても迷惑を掛けるだけだろうと今日は大人しく休むことにした。本当は行きたかったが、此処まで頭痛が酷いと仕方ない。
学校にも連絡を入れ、類達や咲希にも今日は休む事にするとLIMEで連絡を入れた後に自分の部屋のベットで寝ることにした。
勿論頭痛薬は飲んだ。
ぼうっと天井を眺めていると、不意にそんな言葉が口から零れてしまい、思わず誰も居ないのに口を塞いでしまった。
今の言葉、なんなのだろう。
そんなこと今まで一回だって感じたことない……筈、なのに……。
そう頭を抱えながら昔の“何か”を思い出そうとした瞬間、今までとは比べものにならないくらいの頭痛が襲ってくる。
何故今に限って頭痛が?なんて考えることすらままならないくらいの、トンカチで頭を強く殴られているような、そんな頭痛がずっと続いている。
これはダメなやつだ。そう判断して、オレはさっきまでは思い出そうとしていたであろう“何か”を、無かったことにした。
……この判断が吉と出るか凶と出るかは誰にも分からないまま。
そういきなりKAITOが差し出したのは、例の“それ”だった。どうかしたのだろうか。
ミクはよく見つめてみると、本当によく見ないと気付くことすらないようなとても小さな小さなヒビが入っていることに気がついた。
ミクはそのひび割れた部分を見ていると、何故かどうしようもない程の不安感と、何かへ失望しているようなそんな気分になってしまい、笑顔とは真逆な感情のものを何故感じてしまうのだろうか、そう思った。
……理由は明白な癖に、それを認めたくなくて目を逸らし続けている自分がどうしようもなくちっぽけに思えた。
今だけ、今だけは目を逸らしたいと願ってしまうのも、意味が無い。いつか向き合うときが必ずくるのだとは重々承知しているが、それでもどうしても今だけはひびの入った“それ”から逃げ出したかった。
そう誤魔化すように無理矢理笑顔を浮かべたが、誤魔化そうとしているのはバレているだろう。
……それでもその事を深く詮索せずに、見て見ぬふりをしてくれる。そんなKAITOの優しさがとても痛かった。
だけど、ミクが気付いているのなら多分KAITOも気付いているのだろう。だってミクとKAITOとおうさまは■■■■なのだから。
なのに目を逸らそうとしているKAITOもきっと縺ゥ縺?@縺ヲ繧ょ昇縺上s縺悟」翫l縺九¢縺ヲ縺?k縺ィ縺?≧縺薙→繧定ェ阪a繧峨l縺ェ縺??縺?繧阪≧。
そうミクは思ったけれど、深く詮索せずにいてくれたKAITOの為に、KAITOと同じように何も言わないことにした。
そんなことをしたって無駄なのは分かっているし、無知が罪ならば知っている上で目を背けるのは形容しきれない程の大罪なのも分かっているけれど。
夏休みって凄い。二日連続投稿できるなんて……
このまま不穏&闇堕ちの方向へ突っ走っていきます!
そして多分明日も投稿できます(筆が乗ったらですが)
ではまた!












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。