第37話

30 # 少女の追憶Ⅲ
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2026/04/29 12:32 更新
降谷零/安室透
……ヒロ、マズイ事になった
景光
機嫌直らないかもな……
降谷零/安室透
それもそうだが、このままだと命の危機だ
景光
そうだな、癒しがないと困る
降谷零/安室透
……物理的な話だ
景光
生命の危機!?
降谷零/安室透
そうだ。
親友の顔を見れば至って真剣だ、というふうな顔をしていたので、冗談ではないことが伺えてしまった。
景光
具体的には?
降谷零/安室透
前に本気で怒らせた時は、菫の身体能力が強化されて僕と同じぐらいの力が出た。
景光
本当に命の危機だな
降谷零/安室透
本人はそのことを覚えていないようだが……ちなみに『嫌い』がトリガーだ
景光
おいちょっと待て、黒いオーラ出てないか?
菫が逃げ込んだ先の部屋から、ドス黒い靄が漏れ出てきていた。
親友の顔はみるみる青くなっていく。
降谷零/安室透
……想定よりマズイな、突入する
景光
嘘だろ!?
降谷零/安室透
3……2……1……
二人
ゼロ
降谷零/安室透
菫〜?
親友がドアを開けた瞬間、ものすごい速さで拳が飛んできた。
景光
うわぁ!?
ゼロは軽々と片手で受け止め、菫ちゃんを抱き抱えて回収していった。
透風 菫
zzz……
降谷零/安室透
間に合ったか……
ゼロはそう言葉を零した後、菫ちゃんを足の間に座らせてぎゅっと抱き込む。
透風 菫
えへ〜
寝ながらも満面の笑みをする菫ちゃんを見て、よし、と満足そうに微笑むゼロはいつもよりもとても優しくて蕩けそうな顔をしていた。
景光
いつもそうしてるのか?
降谷零/安室透
ああ、菫はこれが好きだから。
そう話す声色や瞳まで蕩けそうで、菫ちゃんは愛されているんだなと思った。
景光
ゼロは本当に菫が好きなんだな
降谷零/安室透
ああ、もちろん。なんてったって、菫は赤ちゃんの頃からずっと一緒だからな。
景光
ああ!じゃあよく話題に出てた”すみれ色の天使”は
降谷零/安室透
そのままだ。菫だよ
景光
そうか……
短いですが伏線回収できたということで見逃してください。今日普通に空手で死んでたんです……。撃砕第一なんてできないですよほんまに……。
次の更新GW明けかもです。また追って連絡します。よろしくお願いします。

ヒロ:そうか……(諦め)

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