丈一郎side
ずっと体調不良続いてたし、気持ち的にもいっぱいいっぱいやったんやな。それに俺らにも迷惑かけてるって抱え込んでたみたいやったし。
声をあげて泣く大橋の背中をとんとんしながら、落ち着くのを待った。
丈一郎「よしよし落ち着いてきたな。よお頑張ったな」
和也「ヒックヒック。ぐずっ。……」
大吾「はっすん〜もう1回病院行こっか。ちゃんと体調不良の原因調べてもらお。俺らも付いていくから大丈夫やで」
体調不良の原因も分からんままやったし、もう一度病院で診てもらった方がええやろってことで、3人で病院に向かった。
病院でもう一度診てもらうと、全て自律神経の乱れからくる症状やったみたい。最近ちょっとスケジュールも忙しそうやったし、疲れが溜まってたり、ストレス抱え込んじゃったりしたんかな。
とにかく大きな病気じゃなくて良かった。
とりあえずスケジュールもマネージャーに相談して見直してもらうことにした。
丈一郎「仕事忙しそうやったしちょっと疲れ出ちゃったんやな。少し休んでまた戻ってきたら大丈夫やから。な!」
和也「ヒック……ごめ、、、なさい。ぐずっ。」
大吾「よしよし大丈夫よ。忙しい日々過ごしてたんやからから今度は少しお休みする番やで。しっかり休んで体元気にしよな」
あれから2週間たって、気持ちも体調もようやく元通りになってきて、明日から仕事に復帰できるみたい。
すぐ無茶する奴やし俺らがしっかり見守ってやらなあかんなって大吾と話してた。
弟たち4人も心配してくれてたみたいで、ちょっと過保護過ぎなんちゃうかってくらい付き纏ってて、若干大橋に嫌がられてたけど……笑
6人「大橋くん/大橋、復帰おめでとう〜!!!!!!」
和也「みんなありがとう!!!!!!!」
次からは無理する前に絶対俺らに頼ってな、、、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。