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第4話

si × rk 「 曖昧な境界線 」
456
2026/03/18 01:19 更新





:兄
  ただいまー  
母:
  あら、おかえり。
シオンくんも一緒じゃない
:兄
  あー、そうそう  
:si
:si
  お邪魔します  
母:
  どうぞ、どうぞ、上がって  
母:
  ゆっくりしていってね  
:si
:si
  あっ、こんにちは。リクくん  
rk:
rk:
  …こんにちは  
:si
:si
  うん、ちょっとお邪魔するね  
:兄
  じゃー、俺ら、部屋行くわ  
母:
  なんかいる?ジュースとか  
:兄
  あんの?  
母:
  そーじゃん、ないわ  
rk:
rk:
  俺、買ってこようか?  
母:
  いいの?  
rk:
rk:
  いーよ、俺暇だし  
母:
  じゃあ、よろしく頼むわ  
rk:
rk:
  何欲しい?  
:兄
  うーん、炭酸とか  
rk:
rk:
  わかった、
あと適当にお菓子とかも買ってくる
:兄
  マジ?ありがと  
:si
:si
  ごめんね、リクくん。ありがとう  
rk:
rk:
  いやいや、じゃ  





兄の友達のシオンくん

この人は、俺のかけがえのない大切な人

一方的にだけど


シオンくんは、兄の親友で、よく家に来る

それに、幼なじみで、昔からよく一緒にいた



俺は、小さい頃からシオンくんのことが好きだ

ずっと思い続けて早10年ぐらい

長い片想いだことで



まさか、自分もこんな長く思い続ける

と思ってなかったし

そもそも、シオンくんとかあんま関わりがなかった

から、シオンくんが " あの時 " 何もしてこなければ、

この恋を諦めれたかもしれないのに




-
  ありがとうこざいましたー  
rk:
rk:
  なんか、重くなっちゃったな  





自分のお菓子とかも買ったから、重くなってしまった

持ってけない程ではないけど、腕が疲れそう



なるべく…、シオンくんが来た時は家にいたくない

この気持ちが邪魔してくるから




[  プルルルル、プルルルル  ]
rk:
rk:
  ん、電話  
リク:
  はいはい、もしもし?  
:リョウ
  あー、リク?今、大丈夫?  
リク:
  おん、大丈夫  
:リョウ
  急にかけてごめん  
リク:
  全然、全然  
リク:
  どーしたん  
:リョウ
  サクヤのことなんやけどさー?  
リク:
  おん、惚気始まった  
:リョウ
  惚気じゃないねーん  
:リョウ
  サクヤと喧嘩してもーたー  
リク:
  なんで?何があったん  
:リョウ
  女の子と歩いとったー  
リク:
  サクヤが?そんな事ないやろ  
:リョウ
  聞いたんよ、リョウも  
:リョウ
  昨日、ここにおったやんって  
:リョウ
  そしたら、知らんぷりして隠された  
リク:
  ありゃー、こりゃあ、ムズいぞ  
:リョウ
  ねー、どーしたらいいん?  
リク:
  サクヤはなんも言ってこんの?  
:リョウ
  なんも言ってこん  
リク:
  あっちにも、なんかあるんじゃない?  
:リョウ
  リョウに言えないこと?  
リク:
  そー、言ったら悪いけどサプライズとか  
:リョウ
  んー、そうかな  
リク:
  まぁ、一旦様子見じゃない?  
母:
  あら、電話中?  
rk:
rk:
  (  これお願い  )  
母:
  わかったわ  
:リョウ
  ほんとにそーだといいけどねー  
リク:
  サクヤのこと、信用してないの?  
:リョウ
  してるよ!リョウが1番してる  
リク:
  でしょ?なら、
今は待つしかないとも言えるけどね
:リョウ
  そう?  
リク:
  うん  
:リョウ
  そんなん言われたら、待つしかないやん  
リク:
  ま、またなんかあったら連絡して  
:リョウ
  おん、リクありがとー  
リク:
  うん、じゃあ  
:si
:si
  友達の相談?  
rk:
rk:
!?………まぁ、はい。そうです  
:si
:si
  そーなんだ、
リクくんは友達の相談役なんだ
:si
:si
  新しいこと知れた  





また、そういうずるいことする

俺の事、からかってんじゃないの?

俺の反応で遊んでんじゃないの?



もう、期待させないで欲しい

やっと、諦めれると思ってたのに





rk:
rk:
  あっ、えっと…兄は?  
:si
:si
  あ、〇〇ならトイレ行ったよ  
:si
:si
  ねーねー、リクくん、好きな人いるの?  
rk:
rk:
  急に、なんですか  
:si
:si
  さっきの電話の友達、
恋人いるみたいじゃん
rk:
rk:
  それが、どーしたんすか  
:si
:si
  いやー?気になっただけ  
rk:
rk:
  シオンくんはいるんですか?好きな人  
:si
:si
  俺はねー、いるよ?  
rk:
rk:
  まぁ、シオンくんモテそうですしね  
:si
:si
  そんなことないよー?  
:兄
  いや、こいつはモテるね  
rk:
rk:
  でしょ?やっぱり  
:si
:si
  ちょ、あ、おい、〇〇  
rk:
rk:
  やっぱ、モテるでしょ?かっこいいし  
:si
:si
  え?そう?
リクくんに言われると嬉しいな
:兄
  気をつけて、こいつすぐ調子乗るから  
rk:
rk:
  うん、想像できる気がする  





やっぱ、仲良いな。2人

まぁ、それもそうか

幼なじみだし、話し合うし



ふたりでいると絵になるよなぁ




──── 2年前

あの日は、セミの声がよく聞こえる真夏の日だった


俺は、友達と遊ぶ約束をしていた

2人で、映画に行く予定



映画の他にも、ゲーセンとかまぁ、

とにかく色んなとこに行った




:友達
  あそこおもろかったくね?  
rk:
rk:
  うわ、わかるわー  
rk:
rk:
  あそこのシーン、バカおもろかった  



rk:
rk:
  は、お前上手くね?  
:友達
  ごめんよ、上手くて  
rk:
rk:
  うわー、イラつくわぁー  





そこで、出くわした。シオンくんに

兄とシオンくんと女子2人



そんなの、嫌な予感しかないじゃん




:兄
  あれ?リクじゃん  
rk:
rk:
  あぁ…うん  
:友達
  あぁ!お兄さんか!  
rk:
rk:
  あっ、そう  
:兄
  リクの友達?  
rk:
rk:
  うん、そう  
-
  えぇー?〇〇くんの弟くん?  
-
  えぇー、かっこいいじゃんー!  
rk:
rk:
  あっ、どうも…?  
:si
:si
  ダメだよ、リクくんは  
-
  なんでぇー??  
:si
:si
  俺のだから  





えっ、?どういうこと?それ

俺のだからって、どう意味なの?それ、シオンくん。


期待させないでよ?

俺みたいなやつは、簡単に落ちるからね?




rk:
rk:
  よし!また、じゃあ、行くか  
:友達
  おっ、おう!  



:友達
  どうした?リク、顔色悪いけど  
rk:
rk:
  ん?あぁ、大丈夫  
:友達
  あれがー、シオン、くん?って人?  
rk:
rk:
  うん、そう  
:友達
  かっこいいね、あの人  
rk:
rk:
  ………〇〇  
:友達
  わかってるって、大丈夫! ㅎ  
:友達
  そんな話してないとか
言ってたけど、俺のって言ってたよ?
rk:
rk:
  あの人、そういうとこあるから  
:友達
  ふーん、そういうタイプねぇ〜  
rk:
rk:
  ムズいでしょ?あの人  
:友達
  確かに、ムズいわ  





この言葉がなければ、俺は諦めれてたかもしれない

だって、あんな言葉聞いたら誰だって

諦めるなんて無理でしょ?



本気じゃないとは思ってても、本当は、とかさ?

思っちゃうでしょ?



シオンくんは罪な男だよ

今までだって、それで何人もの人

落としてきたんでしょ?




rk:
rk:
  はぁ……、  
:si
:si
  あれ?リクくんじゃん  
rk:
rk:
  シオンくん、!  
:si
:si
  今帰り?  
rk:
rk:
  はい、そうです…  
rk:
rk:
  今日は、兄と一緒じゃ?  
:si
:si
  あぁ、あいつはなんか先生に呼ばれてた  
rk:
rk:
  そう、なんですね  
:si
:si
  なんか悩んでる?  
rk:
rk:
  いや、なんにも…なんでですか?  
:si
:si
  俺がリクくんのこと気になるからだよ  
rk:
rk:
  シオンくん、恋愛においてあんまり  
好かれない人の特徴知ってます?
:si
:si
  え?なにそれ、知らない  
rk:
rk:
  思わせぶりなこと
ばっかする人、らしいですよ
:si
:si
  へぇ〜、そうなんだ  
:si
:si
  じゃあ、気をつけないとね  





シオンくん、自覚して…ないよね

無意識にそういうこと言うから、好きになっちゃうの

背も高いし、顔もかっこいいし、優しいし

モテる要素ありすぎでしょ



きっと、シオンくんを好きな人は

他にもいっぱい居るんだろうな



その中で、シオンくんの1人になれたら…

どれだけいいことか




:si
:si
  俺さ、好きな人いるって言ったじゃん  
rk:
rk:
  はい、まぁ…  
:si
:si
  その人に何回も色々言ってるのに
全然気づいてもらえないんだよね
rk:
rk:
  シオンくんが?  
:si
:si
  そうそう、全然気づいてもらえない  


[ プルルル プルルル ]

rk:
rk:
  あっ、すみません  
:si
:si
  出ていいよ  
リク:
  もしもし?  
:リョウ
  あっ、もしもしー!  
リク:
  やけに機嫌いいね、
サクヤとは仲直りした?
:リョウ
  うん、したした!  
:リョウ
  やっぱ、リョウの勘違いだったみたい  
リク:
  そう、なら良かった  
:リョウ
  付き合って、2年記念だからって  
色々考えてくれてたみたい
リク:
  おー、2年、早いね。おめでと  
:リョウ
  うん、ありがと  
:リョウ
  相談とか乗ってくれて、ありがとう  
リク:
  うん、仲良くやってるなら良かったよ  
:リョウ
  ごめん、もう切るね、サクヤが  
リク:
  お幸せに〜  
:si
:si
  お友達、良かったね  
rk:
rk:
  あぁ、はい  
:si
:si
  緊張してるの?  
rk:
rk:
  えっ、いや、なんで  
:si
:si
  ぎこちないし、
さっきから目合わないよ?
rk:
rk:
  あっ、あの…用事思い出したので…  
rk:
rk:
  失礼します…  
:si
:si
  あーあ、逃げられちゃった  
:si
:si
  あれは絶対俺のこと、好きでしょ…  





もう、心臓もたなくなるって。


なんなの、あの人は。



今日は、半強制に連れられ合コン?か、なんかの人数合わせ。




rk:
rk:
  ごめんごめん、ちょっと遅れた  
:友達
  全然大丈夫〜  
:友達
  じゃあ、全員揃ったな!  





それなりに時間が経った

皆、別々に仲良くしてる



俺は、さっきから話しかけてくる人たちを

避けてまぁ、なんとかやってる



今は、あの部屋から逃げてきた




rk:
rk:
  はぁ〜、キツ。来なきゃ良かった  
:si
:si
  あれ?リクくんじゃん  
:si
:si
  なにしてるの?こんなとこで  
rk:
rk:
  人数合わせで合コン?みたいな?  
:si
:si
  …ねぇ、リクくん  
:si
:si
  荷物全部持って、外来れる?  
rk:
rk:
  まぁ、はい…?  



rk:
rk:
  すみません、お待たせしました  
rk:
rk:
  なにか、用でも…?  
:si
:si
  リクくん、着いてきて  



rk:
rk:
  ここは?  
:si
:si
  俺の家  
rk:
rk:
  シオンくん、一人暮らしなんですね  
:si
:si
  そう、だからこうやって連れてこれるの  
rk:
rk:
  ……えっ、?  
:si
:si
  リクくん、なんであんなとこ行ったの?  
rk:
rk:
  えっ、だから…人数……  
:si
:si
  本当は彼女欲しいんじゃないの?  
rk:
rk:
  いやいやいや、別にですよ…!  
:si
:si
  俺の好きな人がね?  
:si
:si
  こうやって、自分の部屋にいて  
:si
:si
  しかも、合コンに居たって  
:si
:si
  誰が耐えれると思う?  
rk:
rk:
  シオン、くん?  
:si
:si
  ねぇ、まだ分からない?  
:si
:si
  俺が好きなのは、リクなんだけど  
rk:
rk:
  ……えっ?  
:si
:si
  リク分かりやすいね、可愛い  
:si
:si
  可愛すぎてなんでも許しちゃう  
rk:
rk:
  シオン、…くん…?  
:si
:si
  リクも俺の事好きでしょ?  
:si
:si
  分かりやすくて可愛かったよ  
rk:
rk:
  ……… //  
:si
:si
  照れちゃって、可愛いね  
:si
:si
  これからは俺だけを見ててね?  
rk:
rk:
  ………うん、 
:si
:si
  偉い偉い、いい子だね  
rk:
rk:
  シオンくんも俺の事だけ見ててね、 
:si
:si
  んふふ、可愛い…  





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