第41話

最後の朝
33
2025/05/11 01:29 更新
『ガラガラッ』
リク
リク
………(これで最後か…朝に窓を開けるのも。)
パーティを組んでから毎朝、窓を開けることがリクの日課だった。
リク
リク
そっか………
リーナ
リーナ
……んっ………
リク
リク
あ、起きちゃった?
リーナ
リーナ
おはようございます…
リーナ眠そうに目をこすった。
リーナ
リーナ
あっ、お金…払わないと………
リク
リク
僕行くよ。
リクはいつもより少しゆっくり下の階に降りた。
宿くん
宿くん
…おはようございます。
リク
リク
おはよ〜。
宿くん
宿くん
……いきなりですね。宿屋を出るなんて。急ぎの予定でしたか?
リク
リク
…この空気も辛いから。
リクは階段の方を見た。
宿くん
宿くん
昨日静かでしたね。
リク
リク
まっ、これで良かったんじゃない?静かになって。
宿くん
宿くん
…僕、静かなのも好きですけど……
宿くん
宿くん
………みなさんの雰囲気も良かったと思います。
リク
リク
や、宿くんが褒めた…!
宿くん
宿くん
は?褒めてないですけど。
リク
リク
もうツンデレだなぁ。
宿くん
宿くん
昼までには出てくださいね。
リク
リク
はーい。
リクは軽く返事をして部屋に戻った。
『ガチャ』
リーナ
リーナ
あ、戻りましたか!
リク
リク
うん、お金払って来たよ。
ニコラ
ニコラ
さんきゅー。
ユメ
ユメ
感謝也。
リク
リク
あ、起きたんだ!
ニコラ
ニコラ
リーナに叩き起こされたぞ。
ユメ
ユメ
絶賛最悪のお目覚め中。
リーナ
リーナ
だって全然起きなかったんですよ!?
リク
リク
どうやって起こしたんだ…
リーナ
リーナ
えっ…その、ちょっと…えいって。
ニコラ
ニコラ
いや、「えいっ」じゃなくて「オラァッ」の勢いだった。
リーナ
リーナ
そうだったんですか!?すみません!!!!
リク
リク
自覚なし!?
ユメ
ユメ
…んじゃっ、ご飯にしようか。
ニコラ
ニコラ
いきなりぃっ。
リク
リク
あっ、パンめっちゃ余るね。みんな持ってく?
リーナ
リーナ
私が行く村、近いんでいらないです!
ニコラ
ニコラ
あ、オレ貰うわ。
リク
リク
ほい。
リクはパンの入った袋をニコラに渡した。
リク
リク
他は僕貰うよ。
ニコラ
ニコラ
飯だー。
リク
リク
…そろそろ行こうか。
食事後。宿から出る支度をしていた時…
『コンコン…』
ドアが叩かれた。
リーナ
リーナ
誰でしょう?
『ガチャ…』
リル
リル
やっほー。
ユメ
ユメ
リル?どうしたの?
リル
リル
実は…今日…村を出るんだ。
リク
リク
えっ、同じタイミング!?
リル
リル
今日、いきなり師匠から手紙が来て…早く戻って来いって。
ユメ
ユメ
そっか…春頃には出るって言ってたもんね。
ニコラ
ニコラ
一緒に行かね?
リル
リル
うん…!
リク
リク
僕らを見に来る人たちも来なくなってきたし、ゆっくり行けるね。
リーナ
リーナ
行きましょうか。
リク、リーナ、ニコラ、ユメは部屋から出た。
リクは部屋を見ると、
リク
リク
フッ…扉、ボッコボコだね。
ユメ
ユメ
確かに何も知らない人が見たらこの部屋の第一印象はそうなるわな。
リル
リル
えっと…なんでこんな感じになってるのかな。
ニコラ
ニコラ
ん?リクとサイコがぶっ壊した。
リク
リク
謝罪。

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