_あなたsides_
私にはこれといって才能や、得意なことがない
勉強は嫌いだし、出来は普通といったところ、
絵は、友達と争いのように描いてたら
いつの間にか上手くなってた
友達に『上手~!』とか言われたって
好きなわけではないから、嬉しいとは思わない
歌は好きだけど、上手くない
一時期歌い手とか夢見てたけど、一時の迷い
叶わない夢を追いかけたって無駄
それなら、叶いそうなことを願う
そうしたほうが、叶わないことは滅多にないし、
叶ったら嬉しく思うだけ
あれと一緒
学校では教えてもらえないが、
自分の心をさらけ出さずずっと閉じてれば
裏切られた時、そこまで傷つかなくていい
心を守るために心を閉じる
さらけ出すのは12年一緒にいる親友にだけ
さすがに12年も一緒にいると、信用してしまうし、
相手も私を理解して『大切な親友』と言ってくれる
話が反れたから、戻すが
音楽はホントに好きで小さい頃から
何にも知らないくせに歌を作っては歌ってた
父親が不倫相手を家に連れて来た時も
母親と父親が喧嘩してる時も
父親が出てった時も
ずっと音楽を聴いて、歌ってた
聴けば、歌ってれば
怒鳴り声も
暴言も
暴力の音も
聞こえない
殴られても
叩かれても
蹴られても
産まれてこなれればよかったと言われても
④ねと言われても
無言の圧も
すべて忘れられる
ストレス発散にもなるし、
寄り添ってくれる
大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫
何度も何度も何度も、自分にそう言い聞かせた
私は大丈夫なの
平気なのって
それが、行けなかったのかな…
中学1の前期
クラスが怖くなった
この場所に酷いことを言う人が居るのではないのかと
クラスに行かず、保健室か、相談室
そこで生活するようになった
そこで私は気付いたんだ
私はただの可笑しいやつでしかない
みんな辛いことあるのに頑張ってて
それで、こんな私が頑張らないのは頭が高いと、
自分の事ながら思ったのだ
でも…たまに私が落ち込むと一緒に落ち込んだり
そんなことないと言ってくれる人がいた
そして、その寄り添ってくれる人がまた二人増えた
ナデナデ
ナデナデヾ(・∀・`*)
そして、そんなある日言われたのだ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。