なんとかやるだけのことをやって、4人でカフェを出てもう解散ってところで。
なんて、あげどりとはめつによってさソりさんが途中まで送ってくれることに…。
正直、気まずさはある。入学式のときの依頼話してないし。
てか、今日がほぼほぼ初めましてのような感じだったし。
少し、心臓がドクンと跳ねる。
入学式以降、話したいと思っていたのは私だけじゃないらしくて。
なんだか少し、胸が高なってしまった。
大丈夫!なんて勢いで言うとクスッと笑ったさソりさん。
その微笑みが暖かくて、とても綺麗で。
なんて話しながら電車に乗りこんで。
人が多くて座れなくて、端の方にふたり並んで立つ。
ちらっと見ると頭の位置が全然違って、やっぱり背高いんだなーとか思ったり。
まぁでもあげどりと同じくらい?はめつよりは大きいよなぁって考えながら眺めていると、さソりさんがこっちを見下ろしてきて、目がバチッと合った。
口を開いて、何かを言おうとしてはやめてを繰り返して。
何を言いたいのかなとか考えながら、さソりさんが何かを発するまで待っていたが、結局最後には口を閉じちゃって。
本人が言う気じゃないなら無理して聞くのもあれだし、これ以上追求するのはやめた。
私の友達がみんな仲良く登校してる中、私は1人だったから寂しかった。
朝教室にいても、あげどりとはめつは絶対一緒に来るし。
ほかの女友達も仲良く一緒に来る。
運がなかったのかもしれない、私の仲良くなった人たちに電車登校の人が居なかったから。
でも、そのお陰でさソりさんと一緒に行けるようになった。それはとても嬉しいことだ。
ずっと、もっと話したいと思っていた人と、せっかく仲良くなれるチャンスだから、この機会を、時間を大切にしたい。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。