第20話

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2024/01/08 03:43
JAY
JAY
えっ、ヒョン、なんでそんな、


HEESEUNG
HEESEUNG
じょんそあ…っ、
SIU
SIU
あっ、これは、
JUNGWON
JUNGWON
すみません、失礼します
KAI
KAI
あっ、おい!



ジョンウォナが来た。


みんなも。


なんで…?



JUNGWON
JUNGWON
ヒスニヒョンっ、
僕を見たジョンウォナの顔には、怒りと悲しみが込められていた。


今にも泣きそうな顔をしてる。


なんで、そんな顔をするの?


僕が傷つけたから?





ぼーっとジョンウォナを眺めていると




JUNGWON
JUNGWON
ヒスニ、ヒョン、っ

何故か、ジョンウォナは僕を抱きしめた。



頭が回らない。どういうこと?



なんで僕は、みんなはここにいるの…?




JUNGWON
JUNGWON
ごめんなさい、ヒョン。
すぐ助けに行けなくてごめんなさい。
苦しかったですよね。

HEESEUNG
HEESEUNG
…ぅ、ぅうっ、じょんうぉなぁ、っ、


ジョンウォニの言葉で心の中の何かが解け、そうプログラムされていたかのように涙が溢れる。


久しぶりの人の体温は、濡れて凍えている僕には熱すぎるほどだった。




SUNOO
SUNOO
ヒスニヒョン…!
NI-KI
NI-KI
ヒョン、何があっ、…



みんなが僕に言葉をかける。


でも、その言葉は僕の耳に入らず、体に当たってボロボロと砕ける。


その言葉の欠片を、拾いたくても拾えない。




本当に、何考えてるんだろう。


どうしちゃったんだろう。






何より、ジョンウォニが熱い。


燃えている気分。


熱い。呼吸も乱れてきた。


苦しい。離れてよ。熱い。


ジョンウォニ…いや、





僕が熱いのか?






HEESEUNG
HEESEUNG
熱い、ジョンウォナ。
JUNGWON
JUNGWON
あぁ、ごめんなさ………ん、?
ジョンウォニが離れかけたところで、僕の額に手を当てる。



何してるんだろ…?



JUNGWON
JUNGWON
わ、めっちゃ熱い。
ヒョン、熱ありますよ。




熱…?




体が浮いてるみたい。


あれ、視界が


傾いて、









JUNGWON
JUNGWON
ヒスニヒョン!!



床が頬に当たって冷たい。

倒れたのかな。

瞼が重い。



そこで僕の意識は途切れた。








〜〜〜







KAI
KAI
お前らには関係ないだろ!!
後輩のくせに!!
JUNGWON
JUNGWON
後輩だからなんですか
NI-KI
NI-KI
ヒスニヒョンを傷つけやがって、
SUNGHOON
SUNGHOON
先輩だからって許しませんよ



HEESEUNG
HEESEUNG
ん…。



騒がしい声に目が覚めた。



誰の声…?




HEESEUNG
HEESEUNG
…ぁ、







JAY
JAY
事務所に連絡しますので
JIHOON
JIHOON
なんの証拠もないのに?笑
SUNOO
SUNOO
ヒョンの証言があります
SIU
SIU
そんなので証拠になるのかな?笑
JAY
JAY
てめぇ、
JAKE
JAKE
ジェイや、落ち着いて、






HEESEUNG
HEESEUNG
みんな、



JUNGWON
JUNGWON
…あ、起きた、
NI-KI
NI-KI
ヒョン!!
SUNOO
SUNOO
よかった、起きてくれて…
SUNGHOON
SUNGHOON
ヒョン、大丈夫ですか、!?
JAY
JAY
まだ寝ててください、心配いらないので
JAKE
JAKE
あいつらは任せてください




HEESEUNG
HEESEUNG
…うん、ありが、とう





言えた。



「ありがとう」って。



気づいたら、口からこぼれ出ていた。





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変な区切り方ですみません、💦

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