「え……」
「かお……りちゃん……?」
白鳥沢「え……」
な、なんでそんなに顔が腫れてるの……?
お腹も押えてる痛いのかな……
かおり「あなたちゃん……」
「痛いでしょ!?喋らなくていいから!!」
「ちょっと待って!!」
どうしよう……喋らせる訳にも行かないし……
あ!
ガサゴソ
「はい、喋るの辛いだろうからこのノートに書いてくださいね」
カキカキ
『はなちゃん……気ぃ使わせてごめんね💦
実はねこの怪我、稲荷崎の双子の金髪の子の方と、
ららちゃんにやられたんだ…』
「え………アイツらがかおりちゃんのこと傷つけたの?」
コク
「えっと、理由とかって教えて貰えますか……?」
『うん。
理由はね、私稲荷崎の担当で、スポドリ作って渡した ら、金髪が、「まっずっっっ」って……
それで、ごめんね……って言ったら、「謝ってすむんやったら警察いらんやろ」って……
警察ごとじゃないのにって思ったから、めんどくさって思って無視したらスポドリかけられて……』
「……は?」
『それでその後、金髪と、ららちゃんに呼び出されて……サンドバッグになったという訳……』
「殴られた部分は?」
『顔、お腹……』
「分かりましたよ、とりあえずみんなに食堂に集まってもらいましょうか……」
天童「なんで……?」
「私……いいたいことがある。」
天童「あー、、なるほどね……(察し)」
白布「じゃぁ、すぐ集合するように放送かけますね」
「ありがとう……」
「かおりちゃん、もう少しだけ我慢できますか?」
『うん、大丈夫』
「なら良かった……」
LINE
「けいじくん。」
赤葦「どうしましたか?」
「至急、第4体育館に来て、」
赤葦「あー、(察し)わかりました」
赤葦「すぐ行きます」
「ありがとうね」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。