カナヲside
今日はこの人との合同任務。
司令はすでに出ているのに、この人はここから動こうとしない。
ピィィン────【表】
ガシッ、ズルズルズル
【森】
───ズルッ......ヌチャ.........ズルズル
ヌチャ……ズル……ズル……。
――バチンッ。
刀を振り下ろす。しかし刃はぶよぶよとした肉に弾かれ、まるで厚いゴムを斬ろうとするかのように押し戻された。
──その瞬間
一瞬の閃光が森を貫いた。
その鬼の首は、その声が途切れるのと同時に、宙を舞った。
しゃくりを上げながら、彼は勢いよく飛びついてきた。
その腕は震え、まるで子どものように離そうとしない。私はただ困惑するしかなかった。
────その時
鋭い悲鳴が森に響き渡った。
叫ぶやいなや、彼は雷のような勢いで駆け出した。
その背を見て、一瞬だけ目を細めると、私も地を蹴った。
夜風が二人を追い抜き、木々の間に悲鳴の余韻が響いていた。
――木々を抜けた先。
そこには血まみれの少女と、異形の鬼。
鬼の腕が振り上げられた瞬間、私の刃はそれを断ち切った。
ゴトン、と腕が地面に転がる。
彼が少女の手当てをしている間に、私は鬼の首を狙う。
鬼はふらつきながら、苦しげに喉を鳴らした。
その言葉を最後に、私は刃を振り抜いた。
鬼の首が宙を舞い、静寂が戻る。
言葉を飲み込む。息が詰まった。
目の前の光景が、信じられなかった。
どれほどこの瞬間を願っただろう。
ずっと、ずっと会いたかった人。
もう二度と離れたくなかった人。
――そして今、その姿が目の前にある。
叫んだ瞬間、彼女の体がぐらりと揺れた。
止まらない出血。
力尽きたように、そのまま地面へと崩れ落ちた。
皆様、こんばんは🌙なのです!!今日は夜ふかしして、書いてしまいました😎最近、寒暖差酷くなってきましたね😭私もなんとか健康を保てるように頑張ってます💪一話が短いな〜と感じた時は、できるだけ二話連続で投稿できるように頑張ります🫶
鬼の血と、隊士の魂、四話➕️お読みいただきありがとうございます!
四話 ♡5→🆙













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。