tg side
あっとくんが帰ってきたら、2人に言ってみよう
今年の生贄は8つと、9つの子供3人だということを、
俺たち"モノノ怪"は人間から勘違いをされている
モノノ怪は決して人を殺すなんてことはしない
だけど、間違えて覚えてしまい、伝承されているため生贄がいないと村の人が殺されると思っているのだ
そんなことをしたことは一切ないのに…
モノノ怪たちは基本的には人間に干渉しようとしないから…
毎年生贄の儀式では、この山へと生贄の人が連れてこられる
ここよりもさらに上の頂上付近にある山小屋へ連れていかれるのだ
そこで、生贄に選ばれた人たちは村人の手によって殺される
モノノ怪は決してそんなことは望んでいない
だけど、どうすることもできないのが現状だ
今年はあのまだ幼い3人が殺されてしまうのだろうか…
…そんなの嫌だな
せっかく友達になれそうなのに…
そんなことを考えていると結構時間が経っていたのかあっとくんが帰ってきた
そういいながら、あっとくんは買ってきたものを片付けていく
言ってもいいよね…たまには相談もしなきゃいけないと思うし…
俺は深呼吸をして間を置いてから話し始めた
それから、俺は2人に今年の生贄となる人間は8つと、9つの3人の子供たちであること、
俺は2人がいない間に森を探索していたら会ってしまったこと、
今後どうするべきか
などを一気に話した
俺があっとくんの質問に対する答えを述べるとあっとくんの表情は先程の心配の表情から怪訝そうな顔へと変わっていた
こんな時間がもっとたくさん続いていけばいいな
なんにも起きずに、幸せな時間が……………………












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。