第15話

14.
97
2026/04/03 09:00 更新
tg side
あっとくんが帰ってきたら、2人に言ってみよう
今年の生贄は8つと、9つの子供3人だということを、
俺たち"モノノ怪"は人間から勘違いをされている
モノノ怪は決して人を殺すなんてことはしない
だけど、間違えて覚えてしまい、伝承されているため生贄がいないと村の人が殺されると思っているのだ
そんなことをしたことは一切ないのに…
モノノ怪たちは基本的には人間に干渉しようとしないから…
毎年生贄の儀式では、この山へと生贄の人が連れてこられる
ここよりもさらに上の頂上付近にある山小屋へ連れていかれるのだ
そこで、生贄に選ばれた人たちは村人の手によって殺される
モノノ怪は決してそんなことは望んでいない
だけど、どうすることもできないのが現状だ
今年はあのまだ幼い3人が殺されてしまうのだろうか…
…そんなの嫌だな
せっかく友達になれそうなのに…
at'
ただいま
そんなことを考えていると結構時間が経っていたのかあっとくんが帰ってきた
tg
村はどうだった?
at'
いつもと変わらなかったよ
そういいながら、あっとくんは買ってきたものを片付けていく
at'
ちぐたちは何かしてたの?
tg
俺は特に
pr'
俺は、結界を確認しとったで
at'
ぷりが結界を?
at'
珍しいな、普段ほとんどちぐしかしないのに…
pr'
別に俺やって、たまにはやるで
pr'
それに、ちぐどこか疲れてそうやったし…
at'
ぷりは優しいんだな
pr'
聞こえとったん!?
tg
俺も聞こえたよ
pr'
ほんま、恥ずかしいわ…
at'
で、ちぐはなんか疲れているのか?
言ってもいいよね…たまには相談もしなきゃいけないと思うし…
俺は深呼吸をして間を置いてから話し始めた
tg
別に疲れている訳では無いんだけどね
tg
ちょっと、2人に話したいことがあって…















それから、俺は2人に今年の生贄となる人間は8つと、9つの3人の子供たちであること、
俺は2人がいない間に森を探索していたら会ってしまったこと、
今後どうするべきか
などを一気に話した

















tg
って感じなんだけど…
pr'
っちょ、待ってや、理解が追いつかんのやけど…
at'
つまりは、ちぐは俺たちがいない間に人間に会っていたのか?
tg
…そうだね
俺があっとくんの質問に対する答えを述べるとあっとくんの表情は先程の心配の表情から怪訝そうな顔へと変わっていた
at'
人間なんて、ろくな事がないだろ?
at'
だからもう関わらない方がいい
at'
なぁ、ぷり?
pr'
俺も人間はろくでもないとは思う
pr'
やけど、その子たちはまだ小さな子供達なんやろ?
pr'
子供達は生贄に捧げられることを知ってるんか?
tg
知らなそうだったよ
tg
ただ、選ばれたんだって嬉しそうに俺に話してくれた…
pr'
そうか…
at'
っだとしても!
at'
人間なんかと関わってまた、俺らに対する変な噂話が着いたら?
at'
俺らはもっと此処で生きにくくなる
at'
だから!
pr'
あっとの言っとることもそうやと思う
pr'
やけど、まだ小さな子供や、
pr'
大人の事情も何も知らずにただ殺されようとしとる
pr'
俺やって、時々子供達が儀式だって殺されてまうことを全部許せていた訳やない
pr'
もちろん、大人は良いって訳でもないけど…
pr'
それに、俺らモノノ怪はこんなことされんくても、村のことはしっかり守るやろ?
pr'
やから、俺はその3人に会ってみればええと思う
pr'
もし、それでクソガキやったら全然殺されても構わんよ
pr'
元々俺やって人間が好きな訳やないし…
tg
じゃあ、また彼処に行ってもいいの?
pr'
俺は行ってもいいと思う
pr'
あっとは?
at'
……わかった
at'
みんなでその子供を見に行こう
tg
やった
tg
あ、それと子供たちのところに行く時は年齢考えておきなね
at'
年齢?ってことは何歳かってことか
tg
うん
tg
多分聞かれるだろうから
pr'
ちぐはなんて答えたん?
tg
俺は12歳だよって言った
pr'
ちぐが12?
pr'
そんな大人やないやろ
tg
失礼な、俺だって立派な大人だぞ
at'
じゃあ俺は15にしとく
pr'
俺は…
pr'
…あっとよりは大人じゃないと思うから14やな
tg
俺が1番年下なんだね
at'
まぁ、この中だったら絶対そうだもんな笑
tg
あぁ、ぷりちゃん〜、あっとくんに笑われた
pr'
もう、あっとはちぐをそうやって〜
こんな時間がもっとたくさん続いていけばいいな
なんにも起きずに、幸せな時間が……………………
















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