第15話

♯15話 静と冴夜
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2020/12/05 01:00 更新
梶丸 静
梶丸 静
ハア、めんどくせえ
走りながら、静は走り去る
冴夜を見て、ある先輩と重ね合わせていた。
梶丸 静
梶丸 静
めんどくせえのに…似てるから
あの人に…
静は、けしてお人好しじゃない。
自分が決めたこと以外は、実行しないし
人に流されることもない奴だ。

それでも、なぜか気になってしまった
静は、ため息を吐きながらも冴夜を追いかけ
てみたのだ。
小豆沢 冴夜
小豆沢 冴夜
(最悪、ついてないよ)
冴夜が、静を振り切ったと思い
電信柱に背を付けた…その時!
梶丸 静
梶丸 静
おい!
小豆沢 冴夜
小豆沢 冴夜
!!
まいたはずの、静が、冴夜の前に
現れたのだ。
小豆沢 冴夜
小豆沢 冴夜
嘘!なんでついて来たのよ!
梶丸 静
梶丸 静
ついて来たんじゃ無くて、コレ
落としたから届けに来たんだよ
小豆沢 冴夜
小豆沢 冴夜
え?落とした…
静は、ぶっきらぼうに
冴夜に生徒手帳を押し付けると
そのまま立ち去ろうとした。
小豆沢 冴夜
小豆沢 冴夜
待って!
小豆沢 冴夜
小豆沢 冴夜
ありがとう
梶丸 静
梶丸 静
小豆沢 冴夜
小豆沢 冴夜
さっきは、逃げてごめん
冴夜は、ペコリと頭を下げると
生徒手帳をギュッと握りしめた。
梶丸 静
梶丸 静
あのさぁ
梶丸 静
梶丸 静
俺、アンタに何かしたっけ?
梶丸 静
梶丸 静
急に俺の顔見るなり、逃げるとか
少し傷ついた
冴夜は、静が眉をひそめて
放った言葉にハッとする。
小豆沢 冴夜
小豆沢 冴夜
別に、静君のせいじゃないから
梶丸 静
梶丸 静
….
梶丸 静
梶丸 静
俺のせいじゃないなら何?
少しイラつき気味の静が、冴夜に
突っかかる。
小豆沢 冴夜
小豆沢 冴夜
冴夜は、静に言っても良い事なのか
悩んだが、わざわざ自分のために

生徒手帳を届けてくれた事を思うと
少し話してみようという気持ちになれた。
5分後…
梶丸 静
梶丸 静
つまり、買い食いしてる所を
見られたくなかったってわけね
小豆沢 冴夜
小豆沢 冴夜
…そう
静は、ふ〜んっと頷くと
梶丸 静
梶丸 静
ブハッ
と、大きく吹き出した。
小豆沢 冴夜
小豆沢 冴夜
はぁ!?何その反応💢
小豆沢 冴夜
小豆沢 冴夜
私、今まで誰にも言えないぐらい
悩んでた事だったのに!
梶丸 静
梶丸 静
悪い…可笑しすぎて
しかし、冴夜に話してもらった後の静は、
なんだか清々しい顔をしていた。
梶丸 静
梶丸 静
アンタ、いつもしっかりしてそうって
勝手に思ってたけど
梶丸 静
梶丸 静
そんなつまらない事で、悩む
変な人だってわかって良かったわ
静は、フォローにもならない
素直な気持ちを冴夜に伝えて、ますます
反感をかったが、冴夜もいつのまにか
やわらかい表情へと変わっていた。
小豆沢 冴夜
小豆沢 冴夜
静君って、KYなの?
梶丸 静
梶丸 静
ありえねぇ
ありえるでしょ!と、冴夜は、くすくす
と笑った。
小豆沢 冴夜
小豆沢 冴夜
なんか、じめじめ悩んでた私が
バカみたい!
小豆沢 冴夜
小豆沢 冴夜
少し考え過ぎるのやめようかな!
梶丸 静
梶丸 静
ああ、やめな
梶丸 静
梶丸 静
じめじめ考えすぎると、
頭にキノコが、生えるからな
小豆沢 冴夜
小豆沢 冴夜
どういう事?💢
梶丸 静
梶丸 静
ハハっ、自分で考えろよ
小豆沢 冴夜
小豆沢 冴夜
ムゥゥ
静君に買い食いしようとしてたのを
見られて、絶望した。

でも、その後静君に、悩みを打ち明けて
心が軽くなった。

しかし、静君は、思ったより、大人じゃなくて
赤い髪が怖さより…面白さに変わったと

冴夜は、そう思った。
梶丸 静
梶丸 静
なあ、今度何か食いに行く時は
俺も連れてけよ
小豆沢 冴夜
小豆沢 冴夜
なんでよ
梶丸 静
梶丸 静
お前、元デブなら
上手い店いっぱい知ってそうじゃん!♫
小豆沢 冴夜
小豆沢 冴夜
あァ?
ニコニコと爽やかな笑顔で笑う
静の顔面を、グーパンチで

ボコボコにしたのは、冴夜だけの
ヒ・ミ・ツ♡

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