第141話

重症と彼女達
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2026/06/02 12:07 更新
月華 陽向
月華 陽向
…これが
夜桜太陽
夜桜太陽
"春花冬月"
二人は自分に流れ込む、力を実感する









月華 陽向
月華 陽向
つぼみの血とえだのの血が互いに高め合っている…
夜桜太陽
夜桜太陽
…だから手を繋ぐってことだったんですね
二人は開花と開放の使用前に何故手を合わせるか理解した
手を合わせるということは力を合わせること、循環させること
互い血の力の相乗効果により、開花と開放の使用が可能となる
「身体が軽い…」「動きが滑らかだ…」
そう言って彼に目を向ける
ようやくそれ・・に攻撃が当たった瞬間だった
空亡
空亡
馬鹿な…
空亡
空亡
何故私が攻撃を受けている…?
空亡は少しだけ吐血する
空亡
空亡
何をした…何をしたのだ!
空亡
空亡
月華一之宮!
そう空亡は彼に対し、怒鳴り声を上げる
月華一之宮
月華一之宮
…テメェに対して答える義理はねぇ
月華一之宮
月華一之宮
まっ…その様子だと「支配者」は突破しているようだな
月華一之宮
月華一之宮
よかった、よかった
月華 陽向
月華 陽向
一之宮兄さん…これは兄さんの「百十零千」とは違うんですか?
陽向がそう質問する
月華一之宮
月華一之宮
うーん…何処が違うか分からん
月華一之宮
月華一之宮
けど、俺の場合は高エネルギーのソメイニンやクローバーを放てない
月華一之宮
月華一之宮
だから、その点ではそっちのほうが強い
月華一之宮
月華一之宮
手数ではこっちが上だが
夜桜太陽
夜桜太陽
こっちは火力特化みたいな感じですか
月華一之宮
月華一之宮
まっ…そゆこと
空亡
空亡
まぁいい…
空亡
空亡
ならば…貴様を先に殺すのみ
月華一之宮
月華一之宮
はっ…出来ねぇよ
一之宮の後ろには家族皆がいる
月華一之宮
月華一之宮
家族を残して俺が死ぬことは無い
空亡
空亡
そうか…ならば使うしかないな
そう空亡の目が光る
空亡
空亡
重症の運命シンフォニアグラム
月華一之宮
月華一之宮
(…?なんだそれは
これだけ、囲まれている中で…どうやって重症を負わせるんだ?
月華一之宮
月華一之宮
時間差で来るものだと予測するよ
そう言って彼は跳躍し、相手に攻撃を与える
月華一之宮
月華一之宮
真摯!!
彼の純粋な力と「開花春来」「開放冬来」の力を合わせて打撃を与える
だが彼にはあまり聞かなかった
空亡
空亡
ふふ…少しだけ出力が落ちたのではないか?
月華一之宮
月華一之宮
ッ…マズ
一之宮はその隙に吹き飛ばされる
夜桜二刃
夜桜二刃
一之宮!
月華一之宮
月華一之宮
んグッ…大丈夫…
彼は錬金糸を出し、なんとか吹っ飛ぶのを阻止する
空亡
空亡
…貴様
空亡
空亡
もしかしてだが
彼は自身の憶測を話す
空亡
空亡
他の奴に渡した「開花」や「開放」が使えていないのではないか?
月華 四香
月華 四香
…!な
夜桜 七悪
夜桜 七悪
そりゃそうだよね…この技が無償な訳がない
月華 陽向
月華 陽向
兄さん…!
夜桜太陽
夜桜太陽
大丈夫ですか…?
彼等は一之宮に駆け寄る
月華一之宮
月華一之宮
シィ…シィ…
少しだけ息が乱れる
月華一之宮
月華一之宮
正解…渡した開放や開花は俺には使えない
月華一之宮
月華一之宮
でも…それ以上の手数があるんだよ
空亡
空亡
2つ目、貴様がそんなに息切れるのはおかしい
空亡
空亡
全員のダメージや反動を貴様が受けているのではないか?
月華 五樹
月華 五樹
え…!?
月華 三煌
月華 三煌
一之宮兄さん…!
夜桜嫌五
夜桜嫌五
兄貴!
彼は口を開く
月華一之宮
月華一之宮
またまた正解
月華一之宮
月華一之宮
全員の反動を俺に収束させることで初めて使う「開花」や「開放」の反動を無くしている
でも…
月華一之宮
月華一之宮
それが分かった所で勝てないでしょ
だが空亡はニヤリと笑う
夜桜凶一郎
夜桜凶一郎
貴様…何がおかしい
空亡
空亡
いや…?
空亡
空亡
まだ貴様にかけた重症の運命が発動してないと思ってな
月華一之宮
月華一之宮
それは…今の状態だろう?
空亡
空亡
そうか…それならそう思っておけ
空亡の弾幕がさらに激しさを増す
月華 陽向
月華 陽向
これ以上無茶はさせません
夜桜太陽
夜桜太陽
通させない…!
二人が力を使い、弾幕を弾く
月華 陽向
月華 陽向
固定ロック
前の弾幕が止まり、後ろの弾幕とぶつかり合い、連鎖的に爆発する
夜桜太陽
夜桜太陽
貫通ラズド
太陽の桜の花が身体から分離し、弾幕をどんどん貫通させてゆく
月華一之宮
月華一之宮
(と言うか…何故奴は重症の運命と言った?
それならば普通…空亡・・の攻撃を警戒するのが正しい判断…




















月華一之宮
月華一之宮
いや…違う!だ!
だが彼は一手…考えるのが遅れた
その時には既に…脇腹にナイフが突き刺されていた
月華一之宮
月華一之宮
グフッ…
脇腹から血が流れる
月華 六花
月華 六花
一之宮お兄ちゃん!?
夜桜六美
夜桜六美
一之宮さん!?
全員が心配の声を上げる中…彼だけは笑っていた
空亡
空亡
そうか…それが貴様の重症の運命か
彼の脇腹を刺したのは、周りの警護に回っていた…





















































道端 草助だった
道端 草助
道端 草助
彼の目は虚ろで…自分が何をしたのかさえも分かっていないだろう
恐らく…それが重症の運命
月華一之宮
月華一之宮
しまったな…奴の口車に簡単に乗っちまった
夜桜太陽
夜桜太陽
草助!目を覚ませ!
そう太陽が「梅雨止め」で電気ショックを与える
だが彼はそれを受けると倒れてしまった
夜桜太陽
夜桜太陽
な…?
月華一之宮
月華一之宮
それは…複製体だ…太陽
月華一之宮
月華一之宮
恐らく…この混戦に一番強い奴を複製体クローン化した
月華一之宮
月華一之宮
本物はしっかり意識がある
彼の脇腹からは血が出ていたが…それもすでに治っていた






















月華一之宮
月華一之宮
すまんな…二人共
月華 えだの
月華 えだの
いえ…大丈夫です
夜桜 つぼみ
奴のしぶとさは私達も予想外でした
一之宮の身体…精神世界にいるのは二人の当主
一之宮は太陽や陽向がやっていた疑似心臓を「二つ」作り、無理やり循環させていた
月華一之宮
月華一之宮
(と言っても…奴の底が見えねぇ…
月華一之宮
月華一之宮
(こっちの切り札隠し能力も魅せた
月華一之宮
月華一之宮
(こっからは消耗戦だ…
月華 えだの
月華 えだの
…いいえ)
夜桜 つぼみ
まだ…最後の隠し札ジョーカーがあるでしょう)
月華 えだの
月華 えだの
それをすれば確実に奴を葬りされる)
夜桜 つぼみ
今…この状況で勝つならばこの方法しかありません)
彼女達、二人は一之宮の「使いたくないジョーカー」を勧める
月華一之宮
月華一之宮
(…嫌だ
月華一之宮
月華一之宮
(お前達の力を借りるのは俺だけで十分だ
その時声をかけられる




























夜桜六美
夜桜六美
…一之宮お兄さん
月華一之宮
月華一之宮
…なんだ
月華 六花
月華 六花
まだ…やってないことがあるよね
月華一之宮
月華一之宮
…いいや、これで全部だ
月華一之宮
月華一之宮
これで負けたらその時はその時だ
だがしかし…彼女達は譲らない
月華 六花
月華 六花
お兄ちゃん
夜桜六美
夜桜六美
いえ…月華一之宮
月華 六花
月華 六花
これは投手命令です、あなたの隠している事を吐きなさい
月華一之宮
月華一之宮
ッ…
当主命令…
彼は…二つを天秤にかける…だがその結果は分かりきっていたものだった






























月華一之宮
月華一之宮
…命を



























当主達妹達に…これをするつもりは毛頭なかった


























でも…ここで二人の意思を無下にすることはできない
月華一之宮
月華一之宮
魂をかけることができるか…?


























夜桜六美
夜桜六美
もう…守ってもらうばかりはゴメンよ
月華 六花
月華 六花
自分の涙くらい、自分で拭く





























正直言って、この手だけは使いたくなかった
月華一之宮
月華一之宮
それが…




























































































































































































































初代当主達えだのとつぼみの力を持つことになってもか…?」

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