第29話

祭り
26
2026/01/23 14:40 更新
無楼…!無楼!
あれ…誰かが読んでる…
無楼!…無楼!
あれ…この声
晶強
晶強
無楼!
無桜
無桜
あれ…ここは?
晶強
晶強
何がなんだか分からない…さっきまで戦ってた傷も全部消えてる
素早く立ち上がり無楼は言う
無桜
無桜
お互いの仲間を探そう!
晶強
晶強
あぁ!
粲黎
粲黎
早く行ってあげなよ〜
粲黎
粲黎
無楼ちゃんが可哀想だよ?
実佳
実佳
……
粲黎
粲黎
それに今この世界を望んだのは君なんだから
粲黎
粲黎
君が楽しまないと意味無いでしょ?
実佳
実佳
分かってる…けど
実佳
実佳
君は雨追君に会わなくていいの?
粲黎
粲黎
ふふ…自分より他人を優先するの?優しいんだね君は
粲黎
粲黎
やっぱりすぐ戦うのは止めだ…また新しい夢を望んでから戦おっか
粲黎
粲黎
まずはお互い…祭りを楽しもう
実佳
実佳
裡弍
裡弍
おい…まだ足痛いのか?
嵜
いや痛いよそりゃ…さっきまであんなすごい技をぶつけながら戦ってたんだから
裡弍
裡弍
だからと言っておんぶするか…?
嵜
まぁ…それはそれ
裡弍
裡弍
にしても…今は何がどうなってんだ?
裡弍
裡弍
祭りみたいな…賑やかな場所だったか?
太鼓の音や氷を削る音…祭りに関すること全ての要素が詰まった会場
夢幻祭宴ムゲンサイエン
粲黎が生み出した夢想の現実
これは夢ではない…現実
しかしこの夢は粲黎が見たい夢ではない
自分を犠牲にし無楼達に幸せになってほしいという夢から編み出された
実佳の見たい…夢想現実であった
裡弍
裡弍
てか資料に書いてあっただろ回復法
嵜
私感情無くせないも〜ん
裡弍
裡弍
(まぁ無理に歩かせて怪我させるわけにもいかないしな…しばらくはこのままでいるか)
嵜
(嬉しいなぁ…)
デカイ音と煙を立てながらはしゃぎ回る緋真と陽水がいた
緋真
緋真
うおぉぉぉぉあそこに射的ある!
陽水
陽水
やるぞやるぞー!!!
緋真
緋真
かき氷も焼きそばもあるー!!!
陽水
陽水
食うぞ食うぞー!!!
緋真
緋真
くじ引きもあるー!!!
陽水
陽水
回すぞ回すぞー!!!
子供のようにはしゃぎ回る2人であった
無桜
無桜
あーもうダメだ…いくら見てもずっと同じ景色でいない
無桜
無桜
大丈夫かなぁ…
朝井雨追
朝井雨追
あれ…君は…
無桜
無桜
あれ…あなたは…
朝井雨追
朝井雨追
雨追だよ…君のソルが開花した後に来た人だよ
この人…実佳のこと分かるかな?
無桜
無桜
あの時はどうも…あと雨追さん実佳って人知ってますか?
朝井雨追
朝井雨追
実佳?あぁ知ってるよ
朝井雨追
朝井雨追
車の免許を一緒に受けた仲だからね
それは正直どうでもいいけど…
無桜
無桜
今どこにいるか分かりますか?
朝井雨追
朝井雨追
あぁ…あいつなら












                                もう戻らないよ








無桜
無桜
は…?
あまりの言葉に動揺を隠せない無楼
どうして…どうして
何かあったのか?緋真や裡弐達と何があったのか!?
朝井雨追
朝井雨追
この現実にしたのも全ては実佳が引き起こした夢想…
朝井雨追
朝井雨追
師匠からも自分を責めるなって言われてたけど…やっぱりね
朝井雨追
朝井雨追
他人を優先する性格は相変わらずだね
無桜
無桜
それで…今実佳はどこに?
朝井雨追
朝井雨追
それは自分にも分からない
朝井雨追
朝井雨追
自分も師匠に会って探すよ
無桜
無桜
ありがとうございます
実佳
実佳
はぁ…
1人黄昏れる女性がいた
実佳
実佳
守るためには…こうするしかないからね
それは過去の記憶
五月雨実佳にとっての宝物の人生の物語が明かされる
そして未来へ繋がれる意志の物語
そう…物語はまだ始まったばかりだ

プリ小説オーディオドラマ