第36話

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2026/08/13 07:14 更新






幼少期の話










   あなたの父親は歌手だった。母親はカメラマン

   2人が結婚して、うちの店の常連になった。

   俺は10月生まれ。あなたは8月生まれ。

   俺がそろそろ歩き始める、という時だったかな。

   おばさんに抱っこされたあなたがケーキ屋に

   やってきて、母親同士で話してた。そこから

   意気投合して同じ時間を過ごすことが多くなった
   
   あなたの父親、アマラスさんはよく

   俺たちに歌を歌ってくれたんだ、6歳までは。

   中でも1番好きなのが ....



アマラス
リメンバー・ミー お別れだけど
アマラス
リメンバー・ミー 忘れないで

       たとえ離れても心ひとつ

       お前を想い唄うこの歌
 
     リメンバー・ミー 遠く聞こえる

     リメンバー・ミー ギターの音色は
アマラス,あなた,トレイ,チェーニャ
やさしく見守り包み込む
アマラス,あなた,トレイ,チェーニャ
また抱きしめるまで
アマラス,あなた,トレイ,チェーニャ
リメンバー・ミー


   これは俺たちの思い出の曲だ。

   



   


   あなたが2歳を迎えた頃、母親のルシーナさんが

   仕事復帰し、あなたはほとんど俺の家にいた。

   おじさんは事務所、おばさんは職場。

   両親が居ない家に2歳児を置いておけないし、

   俺の家は自営業だったから、一緒にいた。

   チェーニャとも仲良くなって、3人でケーキを

   食べて、泥遊びをして、あなたのアイドル

   ごっこにも付き合ったりした。とにかくよく

   遊んでいて、お互いの誕生日パーティーも

   欠かさなかった。あなたの4歳の誕生日。

   急にあなたの手から白い光が溢れて、

   魔法が発生したんだ。
















   そして暴走した。







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