ミナside
ドンッ
そんな大きな音があなたの下の名前の部屋から響いた
心配になって駆け寄ると
辛そうに倒れているあなたの下の名前の姿
そう声をかけると一瞬うっすら目を開けて
すぐに目を閉じてしまった
急いで抱き上げベッドに寝かせる
ていうかあなたの下の名前熱くない?
寝ているあなたの下の名前に体温計を挟み
少ししてピピッそんな音とともに体温計を手に取ると
「39.7」の文字が
どこまで我慢してたん?
信じられない高温でジヒョもびっくり
なんでここまで頑張るかなー、
もっと休んでもいいんだよ
そう思いながら冷や汗をかいた
あなたの下の名前の頭を優しく撫でた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!