永瀬side
一通りのデートを終えた帰り道
一瞬の出来事やった。
あなたの手にあった風船が、
ゆっくりと空に向かって飛んでいく。
走って取りに行こうとするから俺は阻止して、
走って取りに行った。
キーーーーーッ バァーーンッ!!!!
俺、、車に引かれた?
記憶の最後には
" 廉くん危ない!"
というあなたの声だけが残り、、
意識が消えた。。
翌日新聞には、、
_________18歳の男性が車に轢かれ、駆けつけた同じく18歳の女性は発作を起こし、両名とも意識不明の重体。
____________________気がついたら手の中の1番大事なものが飛んでいったんだ。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。