第63話

。。
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2021/06/27 04:55
永瀬side









一通りのデートを終えた帰り道








あなた

今日はほんと楽しかったね!

永瀬廉
永瀬廉
おん、笑い疲れたわ。
あなた

ちょっと廉くん、また私のことバカにする気??

永瀬廉
永瀬廉
やって、お化け屋敷驚きすぎやもん。
あなた

怖かったもん、心臓止まるよ

永瀬廉
永瀬廉
お化けの方が怖がってたで?
あなた

うるさい、もうやだ。

永瀬廉
永瀬廉
ごめんって!
あなた

ふふっ、許す

永瀬廉
永瀬廉
なんやねん笑
あなた

あっ!











一瞬の出来事やった。







あなたの手にあった風船が、





ゆっくりと空に向かって飛んでいく。







走って取りに行こうとするから俺は阻止して、







走って取りに行った。











キーーーーーッ バァーーンッ!!!!









永瀬廉
永瀬廉
う゛っ、、
あなた

廉くん、廉くん!!!









俺、、車に引かれた?








記憶の最後には






" 廉くん危ない!"




というあなたの声だけが残り、、







意識が消えた。。









翌日新聞には、、




_________18歳の男性が車に轢かれ、駆けつけた同じく18歳の女性は発作を起こし、両名とも意識不明の重体。








____________________気がついたら手の中の1番大事なものが飛んでいったんだ。








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