第32話

31話
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2021/03/31 14:05 更新
fk side
俺はふと、過去のことを思い出した。
あの事件があったのは丁度2年前の今頃だったな。


2年前。
高校に入って初めて迎えた夏。
俺は事故で家族を失った。

気持ちの整理がつかない…
なんで俺だけ生きてるんだよ。

しばらく祖父母が寄り添ってくれたり、近所の人が世話をしてくれたけど悲しみは消えなくて。

学校、行きたくねぇな、、食欲も無いし寝不足だし。
俺このまま死ぬのかも、、

ただただゲームをし続ける生活。
そんな俺を救ったのは照だった。

毎日俺の家に訪れては引きこもりの俺を外に出そうとしてきた。そういう日々が1ヶ月くらい経って、慣れてきたのかドアを壊そうとしてきたり…

最後の方なんかはめっちゃ強引だったしw
hk
開けろふっかぁ!!
ab
ちょ、照!
阿部ちゃんもよく照を止めに来てくれていた。
もちろん俺を助けてくれようともしていた。
2人には感謝しかない。
fk
ドア壊れるって!!!!







結局、照に負けて引きこもりを卒業しましたw

でも学校にはまだ行けなくて、というかめんどくさくなっちゃって、ある日逃げるように1人で出掛けたんだよね。
行き着いたそこは、事故が起きた場所。

思い出したくなくて1回も行ったことはなかった。
だけど祖母が言っていた。毎日誰かが花束を添えてくれていると。
知らない人が悲しんでくれて花束を添えてくれて、なのに自分は何もしていない。そう思ったら勝手に足が動いていたんだと思う。


あ、誰かいる。
fk
あの、、
kj
あ、僕ですか?
そこに居たのは俺と歳が近そうな男の子。
その子は花束を持っていた。
あぁ、この子が毎日添えてくれていたんだ。
















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急に重い展開になってすみません😱
本当は『スノ恋』はほのぼのとした日常系BLのつもりだったはずなんですけどね、、アハハ

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