大丈夫、ただ少し触られるだけのはず、大丈夫だから。
そう言い聞かせて道中を凌ぎ、会議室に入った
ガチャン ….
連れてこられたのは、ベッドのある休憩室。
しかも社長は後ろ手に鍵をかけた。
する … と私の体に手を伸ばす
背中から腰へ、お尻から太ももへとどんどん手が下がっていく
恐怖で完全に動けなくなり、声が出なくなる
精一杯言葉を紡ぎ出した。
もう辞めてもらおう、はっきり言おうって。
どんっ、と突き飛ばされベッドに投げられる
私は社長に体を汚された。行為が終わった後、ただひたすらに、呆然としていた。
幸いなことに社長は終わった後に仮眠をとり始めたのでその隙に逃げた
ー・・・
なんでこんなことされなきゃいけないの?
私ただ、仕事してただけだよ?
どうして?
ねぇどうして?
ねぇ!!!
私はそれ以降、仕事に行けなくなった。
男性を見るたびに恐怖で動けなくって声が出なくなって、吐き気がする













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!