呪言の呪者がいった言葉に反応して、各々呪が発動する。
呪鬼には逆らうことを許さない命令という名の呪を。
百発百中の呪者と超能力の呪者には自由の命令を。
「 呪鬼のことだろ、 」
と言いたそうに百発百中の呪者は呪鬼を見る。
その目線に気づいた呪鬼は苦笑いをするのみ。
いかにも効率重視です、と言いたげな目で百発百中の呪者を呪鬼は見下す。
百発百中の呪者は己に廻ってきた呪と毒の苦痛に顔をしかめる。
永遠を生きるモノの呪。
使い方次第では殺人兵器ともなり、人をも救える呪_。
その反動に超能力の呪者は気になったようだ。
自身の呪について語る呪鬼の顔は、
哀しそうで、それでも無理に笑おうとしていて。
「 普通 」であろうとする決意をもった顔だった。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。