三魔対争神覚者最終試験で私は始まりの杖と…最後のパーツを手に入れた。
ただ、一つ面倒な事が…六男、マッシュ・バーンデッドの力が余りにも強すぎるのだ。
今は長男のドゥウムに任せているが…ドゥウムはマッシュの制御している力に興味があり、このまま行くと不味い。
かと言って、ドゥウム以外に任せる事は出来ない。
どうしたものかと、私は頭を悩ませた。
そう、惜しいのだ…あれ程の力を持っていながら利用せずに殺すと言うのは…。
何か、利用できないのか…あの力を私達の物にする方法。
薬漬けか…成程、研究心が強い三男のエピデムなら何か考えがあるのかも知れないな…。
親玉に捕らえられてから数日、別に危険な事してくる様にも見えないし、なんか部屋綺麗だし…で、結構充実した生活を送っていた。
フィン君達に会いたいし、シュークリームも食いたいけど僕の目の前に居るドゥウム、?って人が何度も止めてくるおかげで僕はここから出られなかった。
この人は別に苦手という訳では無い。けど、飯がパンケーキになるのは勘弁して欲しい…。
せめてシュークリーム…。
静かに部屋へと入ってきたのは通称プリンの人。プリンの話しかしないから名前は分からない。
パクリとプリンを食べる…全て食べ終わった時、プリンの人はニコリと笑った。
すると、突然襲ってくる睡魔。
おかしいな、と思いながらもそのまま眠りについた。
数日ぶりにマッシュが居る部屋に出向いた。
三男、エピデムの提案が実行される様になって数週間…計画は順調だった。
流石はあの三男だ、薬をわずか半日で作り上げ、自身のモルモットにも試し、その薬が使える物であると分かるまで数日しか、掛からなかった。
薬は毎回食後のデザートやらに混ぜて食べさせていたらしい。見事にバレず、洗脳状態にする事が出来た。
証拠にマッシュ・バーンデッドが私の事を他の兄弟と同じ様にお父様と呼んでくる。それだけで私は満足だった。
何、少しマッシュ・バーンデッドの記憶を改竄しただけだ。力自体には何も影響しなかった。
少し会話がぎこち無いがそれで良い。何も問題は無い。
手強いな、彼奴らの記憶と言うものは…と呟く。三男のモルモットは経ったの数日で親や家族の事等忘れ、奴隷に出来たと言うのに…。
マッシュ・バーンデッドに刻まれている記憶は数週間経った今でも未だに残り続けている。
早く、早く堕ちてきてはくれないか…私の可愛い可愛い息子よ…。
𝑒𝑛𝑑_。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!